昨日の朝に乗車した大阪環状線はラグビーワールドカップのラッピング電車でした。
レンタル店で借りて観た映画2本目は『君は月夜に光輝く』でした。原作本は読んでいませんでした。お店の店頭に新作でたくさん並んでいたのを偶然見かけ観た映画でした。主人公の高校生のまみず(永野芽郁さん)は、発光病という不治の病で余命ゼロを申告され入院している女子高校生でした。彼女のクラスメートだった卓也(北村匠海さん)は、まみずに寄せてクラスメート全員が書いた寄せ書きの色紙を最後に書くことになり、その最後に書いた人がまみずが入院している病院にもって行って手渡すという役割を担うことになります。同じクラスメートでも、最初はまみずのことをよく知らなかった卓也が病院で彼女と会うことになることからストーリーが純愛ドラマに展開していきます。彼女の病室に置いていたお父さんからもらった大切そうなスノードームを卓也が壊してしまい、その代償として、まみずがしたいことを彼がまみずに変わって代行していろいろやる任務を背負わされます。遊園地に行って、ジェットコースターにかわいい被り物を付けて乗り、大きなパフェを食べたり、まみずがしたくてもできなかったことをやりながら次第に仲良くなって心を通い合わせる様が楽しそうに描かれていました。卓也が映画の中で言ったセリフ「このまま、病院で閉じ込められて死ぬのを待つって残酷だ。」というセリフが骨身に染みました。このセリフは今の自分も言いたかったことを代弁してくれていたかのようなセリフだったです。死期が迫ってきたのを感じたまみずが彼に生きて行くことの大切さをしんみりと話していくシーンや病院の屋上でお月様が二人を照らしていたシーンは特に印象に残りました。亡くなってしまった人と残された人は、目に見えないけれど二人だけにしかわからないような永遠の絆があったということや、残された人の心の奥底にそのことを秘めているだけでも、大切な人が亡くなった後も、残された人は、しっかりと生きて行くことができるんだよということを描いてたようにも取れた映画でした。