レンタル店で借りて観た映画『461個のお弁当』の感想です。人気ミュージッシャンの鈴本一樹(井ノ原快彦さん)は奥さんと離婚したことにより一人息子鈴本虹輝(道枝駿佑さん)と二人で暮らすことになります。高校受験に失敗した息子は1年後、1年遅れで高校生になり、父親である一樹が毎日欠かすことなく、手抜きすることもなく、3年間、息子虹輝ために、弁当をひたすら手づくりして行くお弁当作りがテーマのお話でした。実話をもとに映画化された映画だそうです。1年遅れで高校生になった虹輝はクラスメートに馴染めない高校生活を送っていましたが、彼が毎日お昼に食べていたお弁当はクオリティが高く、見栄えも彩りも栄養も味も最高のお弁当でした。そのお弁当を通して、同じクラスのひろみ(森七菜さん)や章雄(若林時英さん)とも仲良くなることができました。虹輝が壁を作っていた諸々のことが、父親が作ってくれたお弁当を通して、目に見えないけれど不思議な力が次第に働いて行ったかのようにストーリーは進んで行きます。虹輝が次第に成長していく姿と父親との絆が深まって行く様子はほのぼのとしていました。映画の最後のほうで、実家に帰っていた一樹に、母である奈津子(倍賞千恵子さん)が「いろいろなものを食べるということは世界が広がる。」とお弁当作りについて話していた言葉や一樹が虹輝に「大丈夫全部うまくいくよ。」と語っていた言葉は、親が子を勇気づけてくれるような励ましの言葉でした。親が子に伝えたい思いは、親と子だけが共有してきた長年の日常生活の中で少しずつゆっくりと育まれてきたものの中にあるのだろうなあと思いながら見終えました。
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