TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

仕事で大切なことは尼崎の小さな本屋で学んだ

2021年05月13日 | 読書日記

仕事で大切なことは尼崎の小さな本屋で学んだ 川上徹也 著 ポプラ社

東京生まれ東京育ちで本をあまり読んでなかった主人公大森理香が主人公。理香は、東京の私立大学を卒業し、大手の出版取次「大販」の社員になります。研修後、大阪勤務を命じられながら、尼崎で小さな本屋さんを経営されていた小林書店の由美子さんに出会い、「仕事とは何か?」を学びながら少しずつ成長していく物語です。小林書店の店主の由美子さんとご主人の昌弘さんは実在されている本屋さんでした。本屋さんが傘を売り始めた話、由美子さんが本屋を継いだ理由、小林書店の強み、鎌田實先生講演会の話、アマゾンに勝った話、夫昌弘さんの話、本屋にとっての取次の話、泥棒に入られる話の8つの実話のエピソードが小林書店の店主由美子さんの言葉で語られていて、小林書店を舞台にしたノンフィクションの中で、大森理香がヒントをたくさんもらいながら自らの仕事と向き合って奮闘していく様子が上手に絡まりながら描かれていました。仕事をしていく上だけでなく、生きて行く上での大切なことの数々を教えてもらいながら主人公の理香が元気に仕事をしていく様子が頼もしく格好よかったです。信頼と誠実がやはり仕事でも生きていく上でも大切だということを再考しました。

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近江鉄道の話

2021年05月13日 | ひとりごと

昨日の夕方放映されていた読売テレビの「ten」の中で、近江鉄道が取り上げられていました。日野駅で近所に住んでいる、近江鉄道が大好きなお子さんとそのお母さんが毎日、近江鉄道を見に来られて楽しんでおられる様子と駅員さんや乗務員さんと仲良く話されている様子などが中心に放映されていました。滋賀県の日野は母の第二の故郷なので、子供の頃、祖父と母の弟にあたる叔父たちが住む故郷に帰るときにはいつも近江鉄道を利用していたのでそのときのことを思い出しながらこの番組を見ました。近江鉄道を利用して日野駅まで辿り着くまではJRの草津線で貴生川まで行き、貴生川駅で近江鉄道に乗り換えて日野駅に着きますが、貴生川駅では連絡が当時なかったので、長時間よく待たないといけませんでした。その待っていたときに、蛍光灯に虫がいっぱい飛んできていたのを今もしっかり覚えていました。連絡が悪かったので、近江八幡駅から日野駅までバスが出るようになってからは、バスを利用していたので、近江鉄道は子供のころの遠い記憶がほとんどでした。この近江鉄道は、滋賀県で120年間も走り続けているそうで、昔は貨物や蒸気機関車も走っていたんだよと一緒にこの番組を見ていた父が言っていました。通勤、通学の足として、地元の足として支え続けてきた近江鉄道は長らく赤字続きで累積赤字も膨らんでいたそうですが、滋賀県の自治体の支援で存続が決定されたのも紹介されていました。春夏秋冬の美しい沿線風景が映し出され走り続けて行く近江鉄道の様子も映し出されていて、大阪だったらすぐに切り捨てられるんだろうなあと思いました。滋賀県で走っていてよかったねと思いました。

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