恵比寿の通路に車両用冷房装置

暑いので、涼しい話題を…。

国鉄設計の通勤、近郊型車両に多く取り付けられている集中式冷房装置AU75。何とあの「かまぼこ型クーラー」が車両以外の場所で設置・使用されているとのこと。以前に某画像掲示板でアップされていたので、機会があったら見に行きたいと思っていてましたが、今日恵比寿に用事があり遂に確認が実現しました。
モハ204-390の冷房装置AU75GM：新宿にて

さて、どこに設置されているのか。地上からは不明なので、上より確認できる「恵比寿ガーデンプレイスタワー39F展望エリア」へ移動。連絡通路にそれらしきものが確認できる。


通路部分をズーム。AU75が7台設置されているのが確認できた。ガーデンプレイスの開業は1994年。103系あたりの廃車発生品なのか新製なのかは不明。リユースのために前者と思われるが、車両ではなく建築物に。何か不思議な感じ。


使用されているのはガーデンプレイスへの連絡通路「恵比寿スカイウォーク」。さて、冷房は103系のように猛烈に効いているのか…。


通路内天井部は車両と同じく吸い込みグリルが縦方向の両側に配置されていた。吹き出し口はその外側にブリーズラインを配置。正直、冷房が効いている実感がありませんでした。103系と違って扇風機がありません（笑）


通路外観を公道より撮影。通路は100m程。


もう少し近くで観察したいと周辺を歩いて見ましたが、公道からはこれが精一杯。メンテ用の白いレールみたいなものが邪魔していますが、鉄道ファンにはおなじみの「かまぼこ型クーラー」を間近で確認。


設置した意図はともかく、鉄道用装置を建築物に用いていたのがとにかく驚きでした。