泣きも笑うこともなかった一年が平穏に暮れようとしている。今年の忘れ物?それ自体忘れてしまう有り様で、関心ないと飛んでしまい、気になることは記憶にインプットしている筈。なのに最近は、それすら引き出せないことが増えてきた。
夫婦ふたりの大晦日。また1つ老いていくのかと妻の横顔を垣間見て、連れ合いで良かった!伝えたいが口ごもる。年末大掃除もどうにか終り、午後からは気兼ねなくテレビの守り。収録ビデオや年末特番もあるし夜はNHK紅白歌合戦、知らない歌手も多いがテレビ時代に育った年代には見逃せない恒例の祭なのだ。
過ぎ行く年に感謝し来る年の健康と安全を祈願、運が傍に来いと「うんそば」をすする。紅白終ったら湯をたぎらせ年越し準備、除夜の鐘を合図に食べ始めるのだ。子供達の家庭でも我が家の風習、受け継いでいるだろうか。来年もいい年になってほしいものだ。