徳ちゃん繁昌リポート

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【童話昔話し】2月1日は「因幡の白ウサギ」

2020年02月01日 | いましめ

充実した毎日だが疲労蓄積すれば困ぱい状態、そんな時の解消法は10時間以上睡眠とることで熟睡したらリセットの遅い朝を迎えた。朝刊覗いたら今日も郵政問題が目を引き、かんぽ不正が新聞を賑わしていた。最近は高齢者を狙ったオレオレ詐欺や架空請求詐欺、還付金詐欺など特殊詐欺が横行し被害額は数百億円?度肝を抜かる。

 

「むかしむかし、遠く離れた隠岐(島根県おき)の島という小さな島に、一匹の白ウサギが住んでいました。ウサギは毎日浜辺に出ては海の向こうに見える大きな陸地(山陰地方)に行きたいと思っていたそうです。

ある日のこと、良い事を思いついた白ウサギは、海のサメに言いました。「サメくん、ぼくの仲間と君の仲間と、どちらが多いか比べっこをしよう。君たちは向こう岸まで海の上を並んでくれ。ぼくはその上を数えながら飛んで行くから」。「いいよ!」お人好しのサメは、白ウサギの言う通りに向こう岸まで並びました。
「じゃあ、始めるよ。ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」白ウサギはサメの上をジャンプしながら、向こう岸まで渡りました。それが2月1日だったらしい。「やーい、だまされたな。比べっこなんてうそだよ。お人好しのサメくん。ぼくはこっちに渡りたかっただけなのさ」。それを聞いたサメは怒ってウサギを捕まえると、ウサギの皮をはいでしまいました。
「うぇーん、痛いよ!」皮をはがされたウサギが泣いていると、若い神さまたちがそこを通りかかり、「海水を浴びて、太陽と風に当たるといいよ」と言いました。ウサギが教えられた通り海水を浴びるとますます痛くなりました。そして太陽と風に当てるとさらにもっと痛くなりました。そこへ大荷物を持った神さまがやって来ました。その神さまは意地悪な兄さんたちに荷物を全部持たされていたので、遅れてやって来たのです。「かわいそうに、まず池に入って、体の塩気を良く洗うんだ。それから、ガマの穂(ほ)をほぐしてその上に寝転がればいいよ」ウサギがその通りにすると、やがて痛みも消えて全身に元通りの毛が生えてきました。
この心やさしい神さまは、のちに大国主命(オオクニヌシノミコト)と呼ばれ、かの有名な因幡の白ウサギとして多くの人々に語り継がれているそうです。おしまい」

 

行きたい気持ちはわかるが騙してまで行動起こすのはどうだろう。素直に渡りたいとサメに頼めばよかったものの悪知恵が口に出た格好。渡るのはさぞ愉快だったろうが仕返しや逆に騙され初めて知る激の痛みである。戒めのような童話、騙せばいつかしっぺ返しがくるものできっと詐欺師達の老後は惨憺たるものになるだろう。

 



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