岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

僕が国葬に反対する理由(7つの観点から)

2022年08月28日 02時01分59秒 | 政治経済論・メモ
 安倍元首相の「国葬」が9月27日に開催される。岸田内閣が閣議決定したのだ。僕はこれに反対だ。

 先ず、法的根拠がない。戦前には「国葬令」という法令があったが日本国憲法の趣旨に合わないと廃止された。「吉田茂の国葬」の時に「法的根拠」がなかったと閣僚が国会で答弁している。

 次に経費の問題。「国葬」には、警備費を除いて2億5000万円かかる。僕の知り合いに「貧困問題」に取り組んでいる人がいるのだが、「2億5000万円あれば何人の人の命が救えるか」と言う。

 さらに、「追悼の強制」の問題。政府は「追悼の強制はしない」という。だが多くの学校で、「国葬」の日に、半旗が掲げられるそうだ。「半旗」とは何か「なぜ半旗を掲げるのか」。教師は説明せねばならないだろう。校長から「半旗の意味を説明するよう」業務命令が下される可能性が大きい。これに反すれば「業務命令違反」で懲罰の対象となる。「国歌・君が代」の問題と同じ。

 また、手続きの問題。国会で審議しないで、閣議決定だけで決めて良いのか。内閣の暴走ではないか。

 更に、「国葬」を内閣が政治利用しようとする意図が隠せない。これは「日本ジャーナリスト会議の声明にある通り。

 次いで、安倍元首相と統一協会の関わり。「霊感商法」で悪名高き統一協会。このカルト集団と安倍晋三元総理の癒着の関係が明らかとなった。「国葬」となれば、安倍晋三内閣の評価の問題にも関わる。

 最後に、いかなる個人でも「国葬」という形で偶像あつかいするのは認められない。

 以上のような世論が急速に広がりつつある。

 「国葬」反対の大規模デモンストレーションも計画されている。

 8月31日、18:00から国会正門前の集会。
 9月19日。13:30から代々木公園での「戦争さよなら、原発さよなら、         
                       国葬反対」の大集会。
 9月27日。「国葬」当日の「国会正門前」集会。

 これには参加せねばならぬと思う。



 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 禽獣の死の歌:尾崎左永子の短歌 | トップ | 地下街で連れ去られてゆく雛... »
最新の画像もっと見る

政治経済論・メモ」カテゴリの最新記事