「運河の会」東京歌会 2014年4月13日 於)早稲田奉仕園セミナーハウス
1、短歌の素材:
「シーボルトの持ち帰った千鳥ヶ淵の椿」「認知症の友へ書く手紙」「辛夷の花びらの影」
「夏のあら草の影」「散る桜に思う戦争」「政治に無関心なわれ」「高井戸の記憶」
「咲き盛る木蓮」「水仙の花の香り」「雪原を越えた回想」「雪と風に傾げた花桃」
「花の咲くみちる亡き夫の命日」
2、主な論点:
「固有名詞の必然性」「言い過ぎたり強すぎる言葉はないか」「主題は明確か」「地方で通じるか」
「知識に頼っていないか」「言葉の重ね方がくどくはないか」「不要な言葉はないか」
「細か過ぎないか」「助動詞の時制は的確か」「語順は適切か」「副助詞の用法が適切か」
3、会の運営ほか:
・佐瀬本雄代表のもと、活発な議論をした。
・5月は全国集会のため休会する。
・代表が出席するので、上京の際には東京歌会への出席を、全国の会員に呼び掛ける。
・歌会終了後、開場近くの飲食店で懇談会をおこなった。
(僕の作品が、叙景歌だったので珍しがられた。
しかし目に見えるものを確かに詠むのが基本と考えて、
今後も折に触れて、叙景歌を出詠したい。)
・僕自身のことで言うと、「詩人の聲」で音読する新作を客観的に評価する機会とした。
30首詠は完成し、50首詠に取り掛かった。
(「詩人の聲」第8回公演のチラシを、ご案内までにお配りした。)