「運河の会」かながわサロン 2014年4月12日 於)戸塚フォーラム
1、短歌の素材:
「合わなくなった遠近両用メガネ」「バイクの始動音に起きる日曜」「丹沢ごしに見える富士」
「夕暮の球場の選手の影」「ビルを見ながら乗る『あずさ1号』」「時の鐘に思う死後」
「ラジオより聞こえる奄美大島の声」「ケヤキの芽吹き」「雨上がりの情感」
「深い睡眠時の感覚」「沢の冷たい水に失う感覚」「秀歌を褒められた喜び」
2、主な論点:
「言葉が馴染んでいるか」「別の表現はないか」「主語が明確か」「言葉の整理が必要ではないか」
「引用符を使う意図」「作品の構成に間違いはないか」「句またがりに必然性はあるか」
「表現が甘くないか」「表現が曖昧ではないか」「誰が、何が、が明確か」「印象は鮮明か」
「短歌に敬語はいらない」「抒情詩としての普遍性があるか」
3、会の運営ほか:
・参加者が2首づつ出詠。アトランダムに批評。
・5月は全国集会のため休会。6月、7月は県民活動サポートセンターで行う。
・僕自身のことを言うと、「詩人の聲」にかけて制作中の50首詠より違和感のあるものを出詠した。
違和感の原因が分かったので、次回の公演で「聲に載せ」完成させる。
(「詩人の聲」第8回公演のチラシを、ご案内までにお配りした。)