岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「星座α」第50回定例歌会

2019年09月26日 21時29分51秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
「星座α」第50回定例歌会              於)大路ビル

 「星座α」の歌会が50回目を迎えた。尾崎主筆の健康はすぐれない。僕としては、尾崎主筆から直接指摘されたこと、「運河の会」「星座の会」で受け止めたことを会員に伝えるように意識した。だから講評するとき、「何故そうなのか」を中心に講評した。

 出詠された作品の原作を大切にして、問題点と思われる箇所は忌憚なく発言した。


 僕が指摘した課題は以下の通り。

 「言葉が多用されたもので独自性が乏しい」「動詞が多く作品がせわしなくないか」

 「作者の感受を表現するのに時間を限定してはどうか」「口語表現が浮いてはいないか」

 「挽歌は甘くなりがち、それを避けるには、どうするか」「言葉の係り受けの問題」

 「数詞にこだわる問題」「別の表現はないかということ」「表現が甘くはないか」

 「言葉は適切か」「作者の心情が表現されているか」「作者の意図が読者に伝わるか」。



 これらの指摘は、尾崎主筆の「NHK歌壇」での推敲、「運河」「星座」で指摘されたことを含んでいる。堀山庄次氏、今井陽子氏、丹羽蓮氏、山内照夫氏にも感謝。

 様々な場面で、培ってきたことを評価の基準とした。

 次回は11月22日。それ以降は、奇数月の第三金曜日が「星座α」の歌会の日程。




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