「星座α」第50回定例歌会 於)大路ビル
「星座α」の歌会が50回目を迎えた。尾崎主筆の健康はすぐれない。僕としては、尾崎主筆から直接指摘されたこと、「運河の会」「星座の会」で受け止めたことを会員に伝えるように意識した。だから講評するとき、「何故そうなのか」を中心に講評した。
出詠された作品の原作を大切にして、問題点と思われる箇所は忌憚なく発言した。
僕が指摘した課題は以下の通り。
「言葉が多用されたもので独自性が乏しい」「動詞が多く作品がせわしなくないか」
「作者の感受を表現するのに時間を限定してはどうか」「口語表現が浮いてはいないか」
「挽歌は甘くなりがち、それを避けるには、どうするか」「言葉の係り受けの問題」
「数詞にこだわる問題」「別の表現はないかということ」「表現が甘くはないか」
「言葉は適切か」「作者の心情が表現されているか」「作者の意図が読者に伝わるか」。
これらの指摘は、尾崎主筆の「NHK歌壇」での推敲、「運河」「星座」で指摘されたことを含んでいる。堀山庄次氏、今井陽子氏、丹羽蓮氏、山内照夫氏にも感謝。
様々な場面で、培ってきたことを評価の基準とした。
次回は11月22日。それ以降は、奇数月の第三金曜日が「星座α」の歌会の日程。