「運河の会」東京歌会 2012年11月10日 於)早稲田奉仕園セミナーハウス
1、短歌の素材:
「屋台の並ぶ大学祭」「彼岸花を『火事花』と呼んで忌む故郷の人たち」「火祭の火渡り」
「去年の蝋梅を林に探す」「思いがけず辞書に見つけた祖母の口癖」「風の強い里山」
「迫りくる夕映え」「わが膝に座る孫」「フィレンツイェの街で入った美容院」
「日本海に日の没するローカル線の車窓」「庭に落書のごとく種を落とされた植物」
2、主な論点:
「日本語として表現に無理はないか」「事実の報告になってはいないか」「調べは良いか」
「色々と詰め込み過ぎてはいないか」「口語をそのまま生で入れるのは如何なものか」
「ありきたりになってはいないか」「表現がオーバーではないか」
「一首に動きを出せないか」「余計な言葉はないか」「固有名詞の使い方に問題はないか」
「言いたいことが絞り込めているか」
・・・誰か指導者がいて、添削してもらうのとは違って研究会の様になってきたので、参加者各自の歌境の進展が著しい。
3、連絡:確認事項:
・来月は休会。(年末記念会のため)。
・年末記念会の案内。
・一月は新年会を兼ねて、皆で昼食をとる。