「星座」かまくら歌会 2014年11月7日 於)鎌倉生涯学習センター
1、短歌の素材:
「檜扇の黒く輝く実」「亡き母の好んだ秋茄子を料理する」「酒飲み(テキーラ、ラム)」
「夕暮れの街に買う、冬ねぎ、豆腐」「若き日の狭山湖一周マラソン」「俯いて歩む人々」
「空港の搭乗口に少年を送る」「海に浮かぶ島に神代を想う」「捨てるべきものを捨てる」
「場違いを感じるフロアー」「封書のぬばたまに故郷の星を想う」「占いの椅子に座る」
「見慣れた小川の翡翠」
2、主な論点:
「事実のみ述べていないか」「感動が読者に伝わるか」「状況を作り過ぎてはいないか」
「強すぎる言葉はないか」「人為的理窟になっていないか」「心理詠は人に考えさせない」
「漢語の方がやわらかくなる場合」「短歌に於ける音韻論」「オノマトペは軽くなる」
「濁音は一音で使わない用心が必要」「短歌を人に誉められようと思うな」「暗喩の是非」
「表現に隙はないか」「自分の納得するい作品を」「一語が強いと一首がそれにとられる」
3、会の運営:
・司会者が数人を指名して発言。
・挙手にて発言。
・尾崎左永子主筆の講評。
・会終了後に懇談会があり、尾崎主筆の新刊書『佐藤佐太郎秀歌私見』のサインセールを行った。
4、僕自身の問題:
・「詩人の聲」15回公演のチラシを配った。
・ 先月は「北ノ聲」参加のため欠席。詩集を読んでいるのが、作品にも批評にも、生きているのを感じた。
【お断り】尾崎左永子主筆の『佐藤佐太郎秀歌私見』の書評を、後日の記事としてアップする予定。