いまから20年以上の話。
建築に木材を使ってくれ!!
杉を!!
どんなに叫んでも、デザイナーや設計者は、見向きもしなかった。本当に・・・。
東京の木材屋さんは、杉なんて???
「米栂の方が良いですよ」なんて平気で言っていた。
そもそも、国産の杉なんてっていって相手にもされなかった。
分かります?
特にひどかったのは、秋田住専のとき。
阪神淡路大震災のとき。
国産木材や在来工法などが全て否定されているような雰囲気が漂っていた。私個人の感想ですが・・・。
このまま、何もしなければ、どうにもならなくなるというのが素直な気持ちだったと思う。
それが今では、有名な建築家やデザイナーがこぞって使い始めている。
でも、当初から私が懸念していたことが起こり始めているのだ。
それは、一等材を使わないこと。
デザイナーも建築家も木材屋さんも工務店も「無節」「上小」
一等材を使いこなして初めて国産材が生きてくると思うんです。