先日、イベントをお手伝いしてきた。
公園のベンチを市民で磨くイベントだ。
そして、市庁舎も含めたグランドオープンイベントが、24日にやってくる。
日向市民がイベント好きは判る。(笑)
23年前、ふるさとの日向市に戻ってきて、愕然とした。
歩道のない商店街を貫く県道。
入り組んだ市道。
当時の新聞に「ある方がポケットパークの土地を寄贈」とあった。
次の記事は、そのポケットパークに設置されたモニュメントに「いたずら」。
なんとも心の痛い話だ。
何よりも驚いたのは、「自分たちが市内で一番税金を納めているんだ」と言って居直る市街地商店主。
つまり、最悪の町の状態。
地元の青年会議所は、「まちづくり」と称して『祭りやイベント』の話ばかり?
別にイベントがダメと言っているのではなく、それが何になるのか?と疑問を持っているのだ。
仕方なくハードインフラについて話をした。
「街を貫く県道には、歩道もなく、子どもたちが歩くのに危険だ」と言った。
「海野君、言っていることは判るけどどうしようもないこと」
地元の若者は、諦めている。
自分たちでできることは「祭り」「イベント」衰退する街に人を集め活気を呼び起こすこと。
「そんなの嫌だ!」心で叫び続けた。
ふっとしたきっかけで、木材の青年団体に入会し「木材を使ったまちづくり」を旗印に!
その先頭を切ってやってきた自負はある。
「屋外で木材を使う」まちづくりのアイテムとして!
技術も導入して、組合も作り、県や市などにも積極的に売り込みをした。
反応は「悪くなるばかり」正直笑った。
目に見えない嫌がらせや圧力を幾度も感じ、抵抗しない自分に腹も立て、それでも抵抗しない悪あがきをしない自分。
対抗されたら素直に引くだけ・・・。ぶつかり合うのは、めんどくさい。
それでも時々にサポーターがやってくる。支援してくれる人が!!本当にまれだけど・・・。
小さな積み重ね。
コツコツと・・・。
それが、20年もすると結果として出てくる。
面白いことが判った。地元では評価されないけれど、地元以外は、かなり評判が良い。
それも日向市を真似てやったら大失敗。なぜ何か?判らない。
日向市の行政関係者に聞いてもしっかり教えてくれる。
流れは判る、数字も係わった人も・・・。
でも、実際にやるとダメ???
「日向市が特別なんだよ」と言う人まで出てくる?
日向市民は、ソフト事業には長けている。
ハードインフラの整備も過去の区画整理事業をみてみると本当に教科書通りに行っている。街区の考え方も間違っていない。
どこの町も問題なのは、合併した市町村で起こる地元意識。弊害だ。
鉄道高架事業、中心市街地活性化事業、区画整理事業、新庁舎建設事業いくつモノ事業が、継続して有機的に動きそのコンセプトの中に「木材を活用した街づくり」を入れてようやくグランドオープンにたどり着いた。