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保守記事.398-2 どう見ても、捏造

2012-03-22 18:48:20 | 記事保守

人口水増し、東浦町職員ら任意聴取へ 愛知県警

2012年3月22日11時15分

 2010年の国勢調査をめぐり、市への昇格を目指していた愛知県東浦町で居住実態のない調査票が大量に見つかった問題で、県警は意図的に人口が水増しされた可能性があるとして、統計法違反などの疑いで捜査する方針を固めた。関係資料を分析するとともに、調査に携わった町職員や執行部に任意で事情を聴き、立件の可否を検討する。

 捜査関係者によると、県警は、刑事告発を検討している総務省と協議してきたが、真相解明には捜査を先行させる必要があると判断した。捜査には知能犯罪を担当する捜査2課が中心にあたる。

 問題の国勢調査は10年10月に実施された。人口が市制移行に必要な5万人を超えるかが焦点だった。総務省が11年2月に公表した速報値は「5万80人」。その後、現地調査で調査票280人分に居住実態がないことが明らかになった。11年10月、速報値から280人分を差し引いた「4万9800人」を確定値とした。これを受け、町は市制移行を断念した。

愛知・東浦町人口水増し問題、県警が捜査 統計法違反の疑い

2012/3/22 10:54

 市制移行を目指していた愛知県東浦町が2010年10月の国勢調査で人口を水増しした疑いがある問題で、愛知県警が、統計法違反などの疑いで捜査する方針を固めたことが22日、捜査関係者への取材でわかった。県警は、町職員らが意図的に居住実態のない調査票を作成した可能性があるとみており、職員らから任意で事情を聴き、組織的な指示の有無や立件の可否を判断する。

 問題の国勢調査では、市への移行に必要な人口基準の5万人を超えるかが注目された。町は当初「5万80人」と公表したが、総務省の指摘を受けて実施した現地調査などで居住実態のない世帯が次々と発覚し、最終的には「4万9800人」に訂正した。町は市制移行を見送った。

 町側は今年2月に経緯を記した最終報告書を総務省に提出。職員が「調査の根幹である居住確認の事務を怠った」と説明した上で、意図的、組織的な水増しを否定した。

 

平成22年国勢調査 愛知県東浦町における不適正事務 : 総務省

総務省が実施した平成22年国勢調査(調査期日:平成22年10月1日)において、愛知県東浦町において不適正な事務処理が行われていたことが判明しました。本事案の経緯と今後の対応については以下のとおりです。

1 経緯

     国勢調査は、総務省から都道府県・市町村への法定受託事務として実施されており、各市町村において世帯から国勢調査員又は郵送によって回収した調査票を審査し、都道府県を通じて総務省に提出する仕組みになっています。
     平成22年国勢調査に関し、当時、市制施行を目指していた愛知県東浦町から提出された一部の調査票等において、世帯の常住実態が定かでないものが相当数確認され、総務省による現地調査等の結果、人口速報集計(23年2月公表)から人口等基本集計(同10月公表)までの間に、調査期日における常住実態がないと判断された世帯員を集計から除外する事態となりました。
     総務省では本件に関して再三にわたり東浦町に実態解明への取組を求めてきたところ、今般、同町から報告(概要別紙)があり、調査票の審査に当たった担当職員3名が国の定める事務処理要領を逸脱して行政資料から世帯員を追記した上、調査票等に事実に基づかない内容を記入していたことが判明しました。

      <参考:東浦町の人口>
          人口速報集計(速報人口)   5万80人
          人口等基本集計(確報人口)  4万9800人
     
2 今後の対応

     総務省としては、調査期日における常住実態がないと判断された世帯員を除外した上で昨年10月に人口等基本集計の結果を公表したところですが、国の最も基本となる統計調査である国勢調査においてこのような事案が発生したことは誠に遺憾です。
     東浦町は、当該行為を行った担当職員及び管理監督者の処分を行った上で、町民に対して本件事実を公表し、謝罪するとともに、再発防止への取組について述べています。愛知県においても、再発防止に向けて、市町村における事務処理状況の把握徹底や助言等を通じて今後の適正な事務処理を図ることとしています。
     総務省では、調査実施者として今回の事案を重く受け止め、平成27年国勢調査に向けて、都道府県・市町村との一層の連携を図り、適正な審査事務のための指導徹底などに努力してまいります。

 

保守記事.398 どう見ても、捏造


保守記事.101-141 この国の現状

2012-03-22 18:23:51 | 記事保守

密室に封印された12年前の殺人 親の“スネ”をかじり尽くした放蕩息子の末路は…

2012.3.20 12:00

 神戸市兵庫区のトランクルームで昨年11月、同区在住だった長野繁雄さん=当時(65)=が腐敗遺体で見つかった。捜査線上には、すぐに部屋の借り主の繁雄さんの長男、孝志容疑者(56)=兵庫県加古川市=が浮上。平成12年夏に繁雄さんを殺害、遺棄したことを自供したことで事件は解決に向かった。兵庫県警は2月28日、発生から10年以上という時間の壁を乗り越え、孝志容疑者を殺人容疑で逮捕したが、捜査で浮き彫りになったのは、親を殺してまで“スネ”をかじり尽くした放蕩(ほうとう)息子の姿だった。(田中森士)

*耐え難い異臭

 神戸市兵庫区新開地の雑居ビル2階に4室が並ぶトランクルーム。その1室に神戸地裁の執行官が強制執行に立ち入ったのは昨年11月10日だった。17年8月ごろから月額2万円の賃料滞納が続き、所有者が部屋の明け渡しを求めていたからだ。ドアを開けて入ると耐え難い異臭が漂っていた。その「意味」を感じ取った執行官は、すぐさま地元の県警兵庫署に「異臭がする」と通報した。

 駆けつけた署員は、異臭の発生源が室内にあったプラスチックケースであることはすぐに分かった。大きさは縦約1メートル、横約50センチ、高さ約50センチ。外側はブルーシートが巻かれ、粘着テープでしっかりと止められていた。署まで運んでケースを開けると、腐敗した遺体が布にくるまれた状態で見つかった。

 遺体はワイシャツにズボン姿。靴下もはいていた。ケース内には消臭剤が2つ入れてある。何者かがケースに遺体を入れ、放置したとしか考えられなかった。すぐに疑いの目が向けられたのが、部屋の借り主。翌11日、事情を聴かれた孝志容疑者は「平成12年夏ごろに父が死んだ。遺体をトランクルームに運んだ」と供述。遺体は繁雄さんで、自ら遺棄したことを認めた。

 ただ、繁雄さんが亡くなって10年以上。すでに死体遺棄罪の公訴時効(3年)は成立している。繁雄さんが死亡した経緯はその時点で判然としなかった。このため県警は、孝志容疑者が加古川市役所で、繁雄さん名義の住民基本台帳カードを交付されていたことを裏づけ、孝志容疑者を詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕した。12月には繁雄さん名義の住基カードを悪用して、融資金約240万円をだまし取ったとして、詐欺容疑などで再逮捕した。

*ギャンブルに浪費

 孝志容疑者は高校を卒業した後、家電販売会社や食品製造会社でアルバイト生活を送った後、繁雄さんと同じ神戸市内のワイヤ修繕会社で働くようになった。繁雄さんは若い頃に妻と離婚し、孝志容疑者に愛情を十分に注ぐことができなかった負い目を抱いていた節もあったが、周囲には親子関係がぎくしゃくしてみえた。口げんかが絶えず、繁雄さんが同居を持ちかけても兵庫区内で別居を続けていたという。

 そんな12年7月31日、繁雄さんは、勤務先を突然欠勤した。連絡がつかない繁雄さんを心配した同僚が孝志容疑者に聞くと、「30日の夜に一緒に夕食を食べて家まで送った」と平然と説明した。孝志容疑者は同僚に促されるがまま同署に捜索願を出したが、間もなく「父親を捜す」と言い残して勤務先を退職した。

 ところが実際は、繁雄さんが欠勤した同じ日、孝志容疑者は繁雄さんの遺体が見つかったトランクルームを借りていた。繁雄さんの遺体を車で運び入れた孝志容疑者は、繁雄さん名義の預金通帳や年金手帳、健康保険証なども入手。繁雄さんが長年かけて貯蓄してきた預金を引き出しては、ギャンブルに浪費する生活を続けた。

 当然、自堕落な生活は長続きはせず、16年には繁雄さんの預金を使い果たして自己破産。それでも浪費癖が治らなかった孝志容疑者は悪知恵を働かせ、さらに繁雄さんの年金を担保に融資を受けようと画策した。融資の申請には身分証明が必要なことから17年、繁雄さんになりすまして加古川市から住基カードを入手。融資金名目で金融機関から現金をだまし取ることに成功した。

 さらに、住基カードを紛失して融資金を受け取れなくなったため、21年4月にカードの再交付を受けた。こうして16年以降、5回にわたって計約1200万円の融資を受けていた。2度も住基カードを詐取された加古川市は被害届を県警に出したのを機に記者会見を開いた。

 担当者は、20歳以上も年上の繁雄さんになりすました孝志容疑者を見抜けなかったことに対し「残念だ。今後は本人確認を厳格にするしかない」と平謝りするしかなかった。

*「口論の末」?

 孝志容疑者は、逮捕直後こそ、繁雄さんが死亡した経緯については「話したくない」と口を閉ざしていたが、すぐに観念したのか、繁雄さんを殺害したことまで供述し始めた。

 「父親と口論になった末に首を絞めて殺した」

 ただ、殺害の自供は得られたものの、遺体は死後10年以上が経過しており、発見当初の司法解剖でも死因は判明していなかった。県警は、殺人容疑で立件するには物証が必要と考え、同県佐用町の大型放射光施設「スプリング8」で遺体の首の皮膚を鑑定、絞めた跡の確認を目指したが、腐敗がひどく死因を特定するには至らなかった。最終的に県警は、孝志容疑者の供述と状況証拠だけでも殺人容疑で立件できると判断。2月28日に殺人容疑での逮捕に踏み切った。

 それでも、なぜ父親を殺害したのかという動機が現時点ではっきりとしていない。確かに「口論の末に殺害した」という供述は重要だが、その一方で、孝志容疑者は繁雄さん殺害後に多額の預金を引き出し、ギャンブルなどの遊興費に充ててもいた。

 口論の末の「弾み」で首を絞めてしまった偶発的な犯行だったのか、それとも金目当ての計画的犯行か。いずれにしても孝志容疑者が、繁雄さんを殺害後、その貯蓄を食いつぶしただけでは飽きたらず、死んだ後に借金漬けにしてまでスネをかじり続けた事実は変わることはない。