*ウサギのお部屋*

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映画「父と暮せば」

2006年05月01日 | 映画
父と暮せば 通常版

バンダイビジュアル

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「父と暮せば」2004

原作:井上ひさし「父と暮せば」(新潮社刊)

監督:黒木和雄



昭和23年、夏。広島。

広島の原爆投下から3年、生き残った後ろめたさから幸せになることを拒否し、苦悩の日々を送る主人公・美津江。

原爆で亡くなった父・竹造がある日現れて、励まされ、悲しみを乗り越え、木下さんと幸せになるという未来に目を向けるまで4日間の物語。



宮沢りえちゃんの広島弁がめんこい、ほのぼのと心温まる映画。

戯曲、舞台の映画化だから、映像に動きはないし、ほとんど父娘の2人芝居って感じ。恋人役の浅野くんはちょびっとだけ。

いっちゃんは父親役の原田芳雄さんを見て「じじ」(笑)ヒゲ・メガネ・ボンズがポイント。



ほのぼのと心温まる映画なんだけど、もちろんそれだけではないよね。

原爆が落ちた瞬間のCGとか、すごくよくできてて、ゾクっとした。それだけで涙が出てきた。

美津江が、亡くなった友達の母親に言われた一言、涙が出た。そのセリフは衝撃だったので、言わないでおくか。



「これは、演技ではあるけれども、美津江の気持ちに嘘をつかないで演じたい」と言っていたりえちゃんの真に迫る演技が素晴らしかった。

原田さんとの最後のやりとりも。



最後のセリフ

で、あったかくなっちゃった。





それにしても…



こんなことがあったのに、全然学習しないで、また戦争をしようとしている日本め!

戦争だけじゃない。

災害・事故…。

最近の話だと、福知山線の脱線事故とか。

同じ思いをしている人はたくさんいる。