*ウサギのお部屋*

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伊坂幸太郎「グラスホッパー」

2008年02月14日 | 
グラスホッパー (角川文庫 い 59-1)
伊坂 幸太郎
角川書店

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2004年



久しぶりに伊坂さんを読もうと思ってね。帯に「夏の100冊」って書いてあるから、夏に買って、いま、やっと読んだのね。

図書館の本の合間に、飛行機などの移動中に、と思ってね。

だから前半は一気に読めなかったのがちょっとだけ悔やまれる。



「グラスホッパー」というタイトルにも惹かれる。

スピッツに同じタイトルの曲があるからw

群れる人間は虫みたいだ、っていう最初のところで、タイトルの所以が語られる。



「殺し屋」小説だって。

はっきり言って、人を殺す場面の描写が気持ち悪くて、目を背けたくなるくらい。

それでも、伊坂さんは、読者(私)を変なところには連れて行かないって信じられる作家の1人だから、悪いようにはならないだろう、と思って読んだ。

さすが、最後のあれこれは、すべてがハッキリして、スッキリしたわー。



ただ、最後の最後が、余韻を残していて、いつもと違う感じで興味深かったな。

ネタバレをするとつまらないので、この辺でw



殺すだの殺されるだの物騒な話は嫌いなんだけど、それでもやっぱりこの人の作品は好きだな。