グラスホッパー (角川文庫 い 59-1)伊坂 幸太郎角川書店このアイテムの詳細を見る |
2004年
久しぶりに伊坂さんを読もうと思ってね。帯に「夏の100冊」って書いてあるから、夏に買って、いま、やっと読んだのね。
図書館の本の合間に、飛行機などの移動中に、と思ってね。
だから前半は一気に読めなかったのがちょっとだけ悔やまれる。
「グラスホッパー」というタイトルにも惹かれる。
スピッツに同じタイトルの曲があるからw
群れる人間は虫みたいだ、っていう最初のところで、タイトルの所以が語られる。
「殺し屋」小説だって。
はっきり言って、人を殺す場面の描写が気持ち悪くて、目を背けたくなるくらい。
それでも、伊坂さんは、読者(私)を変なところには連れて行かないって信じられる作家の1人だから、悪いようにはならないだろう、と思って読んだ。
さすが、最後のあれこれは、すべてがハッキリして、スッキリしたわー。
ただ、最後の最後が、余韻を残していて、いつもと違う感じで興味深かったな。
ネタバレをするとつまらないので、この辺でw
殺すだの殺されるだの物騒な話は嫌いなんだけど、それでもやっぱりこの人の作品は好きだな。