スピリチュアルにハマる人、ハマらない人 (幻冬舎新書)香山 リカ幻冬舎このアイテムの詳細を見る |
2006年
タイトルを見て、気になっていたので借りてみた。
私は、「ハマる人」なんだろうな。
こういうのを書く人は、きっと「ハマらない人」なんだろうな、と思ったら、やっぱりそうだった。
ハマっている人が、ハマらない人を論じることは難しいからね。
もっと、深い話かな?って期待したほどではなかった。
わたしはたぶんここに書かれる大多数の女性には当てはまらないと思う。
(とか言ってることが危険なのか??)
ただ、最近のスピリチュアル・ブームはどんなものか?ってのはよくわかったかな。
なるほどなー、いろんな問題が、やっぱり繋がっているんだって思った。
例えば、科学的に実証されていない「脳トレ」とか、「医者が作ったコスメ」ってだけで良さそうって思ったりとか。
でもま、占いとかもあるしね。
最近の子供たちにアンケートをとったところ、生まれ変わりと生き返りの混同をしている子供が多かった。
ゲームは死んでもリセットすればいい、って考え方が現実にも入り込んでいるのだろう。
こないだの死神の言葉を思い出すわ。「死んだら死ぬに決まってる」これを笑って読めない現実もあるんだね。
今のスピリチュアル・ブームの根底には、
自分はいかに生きるべきか
↓
自分の幸せを求める
↓
自分がよければいい
↓
自己責任
っていう今の日本の風潮が現れている、と著者は言う。
それも一理あるとは思うけど、いや、受け取る側の大多数がそうなのかもしれないけど、江原さんの本当に言いたいことは、もっと深いところにあると思うし…
なーんて、違う話になってきそうなので、「私はこれに当てはまらない」話は、またどこかに書くね。
彼女と江原さんの対談なんかも、あったら読んでみたいって思ったわ。