*ウサギのお部屋*

日記・レビューなどなど。
最新日記は数日後に非公開にします。

今枝 仁「なぜ僕は『悪魔』と呼ばれた少年を助けようとしたのか」

2009年12月19日 | 
なぜ僕は「悪魔」と呼ばれた少年を助けようとしたのか
今枝 仁
扶桑社

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2008年

光市事件の関係で、読んでみた本。
刑事事件の弁護人ってのは大変なんだなぁーと思った。

これは、マスコミで言われていたようなイメージと違った。
たとえば神戸の少年事件とは違って、被害者が加害者になったという事件だったんだな、ってことがわかった。
それにしたって、罪は罪だし、殺された人は還ってはこないんだけどさ。
本に書いてないことだけど、本当の加害者(=虐待した親)がのうのうと暮らしてて、罪を犯してしまった子供が犯罪者となってしまうなんて、悲しいことだね。

石田衣良「再生」

2009年12月19日 | 
再生
石田 衣良
角川グループパブリッシング

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2009年

ちょっと、急ぎ足で読んでしまったのが悔やまれるところ。
そんなにひたるヒマがなかった。
たとえば大切な人を亡くした人が、ふたたび人生を歩き出す。そんな短編を集めたもの。
あとがきによると、半分のエピソードは誰かが話してくれた実話にもとづいているんだそうな。

タイトルを改めて見て、いい言葉だな、と思う。
リモコンの三角のボタンではないのだ。