*ウサギのお部屋*

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河合隼雄、松居直、柳田邦男「絵本の力」

2011年06月21日 | 
絵本の力
クリエーター情報なし
岩波書店


絵本の可能性を知った。
これからも、小学生になっても、たくさん読んであげよう。
絵本は、子供が自分で読む本ではなく、大人が子供に読んであげる本である。
目で絵を追いながら、耳で物語を聞く子供は、想像の翼を広げ、絵本の世界にたっぷりひたることができる。自分で読むのではこうはいかない。たぶん私にはこれが足りなかったのかもしれない。だから子供にはもっと読んであげなくちゃ。
映像のメディアではできないことが絵本にはできる。

その昔は、昔話や民話を年長者が語って聞かせて、その体験が子供には宝だったんだ。
私が最高の作家だと思う、モード・モンゴメリも、そういう話を聞いて育ったんだよな。納得だ。これも私に足りないもののひとつか。

絵本のルーツが絵巻物ってのはなるほどーと思った。
そこからヒントを得て、絵本を横長のレイアウト・横書きにしたんだって。

この本が書かれたのは2000年ころ。
1995.1.17.以来、さまざまな作品が出てきた。絵本の世界でも。
2011.3.11.からこっち、次はどんな作品が出てくるのか待ってる。自分の中からも出てくるのを待ってるところ。
絵が描けたら絵本を出したいな。