*ウサギのお部屋*

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地震

2011年03月11日 | 震災文庫


朝、いろいろと思うことがあったけど、基本的にはヒマだったっけ。
児童館でも行こうかとお弁当を作ったけど、結局家で食べたんだっけ。
図書館に行こうと思ってたけど、まーちゃんが午前中寝ちゃったから行けなかった。
いっちゃんが帰ってきたらみんなで行こうかな、車で♪と思っていた。

2時、いっちゃんのお迎え。
まーちゃん「てぃったー、あったりー(お帰り)」
「明日も登園日なんだよね」って言って、みんなと別れた。いつも通りの風景。

買い物もできなかったから(まーさんのバナナ)スーパーに寄って帰る。
バナナだけ、と思ったけど、お菓子とかいろいろ買っちゃった。
お店でHくんに、駐車場でHちゃんに会う、通りをはさんで向こうで園バスを降りたRくんと挨拶を交わす。
今日はいっぱいお友達に会うなぁ。

帰ってきて時計を見たら2:40くらい。
宿題をやったら車で図書館に行こう!と言ったら、制服を脱いだいつものカッコ(シャツ・スパッツ)で張り切って宿題をやり始めた。
私は買い物したものを冷蔵庫に入れていた。

そこで地震。2:46だったんだね、わからなかったけど。

揺れ始めても、仙台人は慣れてるから、最初は「あ、地震だね」程度で。
こないだも、昨日も揺れたばっかりだったし。
でも全然終わらない。長い。強い、揺れ。
そのうち、上に置いてあるものが落ち始めて、怖くなって、外に逃げた。

あぁ、こういうことは、一瞬で起こるんだな、と思った。
そのうち備えよう、では全然ダメなんだね。

テレビの上のビデオとか、テレビ自体も落ちてきたり、パソコンの上のプリンターまで落ちてきた。
奥の部屋の本棚とシュラフも倒れていた。
玄関のものも、全部崩れ落ちてた。

後から見たら、アパートは全然大丈夫だったけど、それでも、崩れるかも!と思うくらいすさまじい揺れだった。
階段をおりてみたら、私の自転車が倒れていた。

いっちゃんの上着もなにも持ってきてないので、ちょこちょこ取りに戻った。
戻って電気をつけようとしたらもうつかなかった。

冷蔵庫に入れてたから、開けてたからなのか、ドアが開いて、中のものが出ちゃってた。
レンジのふたを閉めてなかったので、レンジのお皿が落ちて割れた。
ストーブはガードがあって大丈夫だったけど、上に置いてたやかんが落ちて水びたし。
ウォーターサーバーも倒れていて、ちょっと漏れてた。
水に対して応急処置をして、まーちゃんが泣いてるから、急いで戻った。

まず思ったのは、正直な気持ちとして、
あーー片づけが大変だ、いらないものをためこんでごめんなさい!という気持ち。
片付けを後まわしにしてごめんなさい。
ビデオ壊れてないといいな。
プリンターは買ったばっかりだから壊れてないといいな。
地震保険に入ったほうがいいのかなぁ。

お皿をよけるときに、指を切ったらしい。
気づかないとか、どんだけてんぱってるんだ、自分、と思った。

携帯の充電をしてなくて、あとでやろうと思ってたから、残りが少なかった。
WEBは全然つながらない。ワンセグでテレビを見たら、宮城で震度7?
これで宮城県沖地震終わったよね?もう来ないよね?
津波なんかはいいから、今の地震の情報を!と思っていた。津波があんなことになってるなんて知らないから…。

うちのアパートは、ほとんどが昼間いないので、もう一軒赤ちゃん連れのママさんと友達がいただけ。
よく挨拶する近所のおばあちゃんも来て話したりした。
この辺は、地盤はしっかりしてるから大丈夫、とのこと。
水は出るから、なんとかなりそう、とのこと。
もうこれ以上の揺れはこないだろうから、安心よね、とか。

周りの家も、「あの家絶対崩れる!」と思った家があったけど、崩れなかったもんなぁ。
アパートは新しいから、それに比べたら平気よね。



風が冷たいし、雪まで降ってきたので、屋根の下に移動した。
踏んだり蹴ったりとはこのことか、と思った。
まだ揺れてるから、まーちゃんはずっと大泣き。
いっちゃんは寒がってた。最初はシャツ&スパッツのまんまだったからね。宿題をやってて、鉛筆を持ったまんまで出てきた。

赤ちゃん連れの人たちは、建物の中は怖いらしく、ふきっさらしのところにいた。
安全とは言えないから、こっちに来たらいいのにって強く誘えない。
こんなときでも、仲良くなれないものだw

そのうちに、おとーさんが帰ってきた。チャリだからね。
3時半くらい?
「早く準備して、避難所に行くぞ、場所取れないかもしれないから急いで」
と言ってたけど、水が出るし、ストーブは電源なくてもつくし、とりあえずは家にいて大丈夫じゃない?ということにしてみた。
どうせ避難所に行ったって、夜は真っ暗なんだし。

電池で聞くCDラジオでラジオを聞いてみた。
津波10メートルとか、嘘でしょ?と思った。

崩れた中から見つかったものがあったり。置いといてすっかり忘れてたお金とかあったw
これを機に、どんどん捨てる気になってどんどんゴミ袋に入れたり。

よく見ると、ベッドの横の押入れも物が落ちてきてふすまが外れていた。
キッチンの上の棚に入ってた(しまらなかったので半開きだった)からも水筒などが落ちてきていた。
ボウルや鍋なども落ちてきていた。

二段ベッドはまったく無事だった。
家が壊れないなら、ベッドの下がいちばん安全なのかも。
今日はおとーさんがいっちゃんと一緒にベッドの上で寝た。

全部が倒れたわけではなくて、向きによっては大丈夫だったり。
せき止められて無事だったり。

これが夜中だったら、おとーさんは本棚の下敷きになってたね。

トイレの水も揺れであふれてこぼれたらしい。
お風呂は、ふたが外れて、上に置いておいた石鹸などが水没していた。

おとーさんといっちゃんで、周りを見にチャリで出かけた。
その間に、携帯の電波が来てるときに、ブログとミクシィボイスにメールで送信しておいた。
これで、ほとんどの人が無事を確認してくれる。

あるもので食事、というのは、「何作ろう?」って考えなくていいからいいよねw
おなかはすいてるけど、のどを通らない、といった感じ。
お菓子とかいっぱい買ってきたのはよかったよなぁ。

「よかった」がどんどん出てくる。

電気がつかないから、みんなで早寝。
ヒマだなー。
でも怖い。

まーちゃんは、昼間大泣きしたから、夜泣きはしなくてよかったね。

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