■認知症
認知症の方と定期的に話す事が多い。
そして、常にいろいろ感じる事がある。
認知症の方の話は、一見すると支離滅裂だ。
あの話をしたかと思えばこの話になり、同じ繰り返しになり、そしてまた遥か向こうに飛んでいく。・・
ただ、定期的に聞いていると、そこにある法則や繰り返しパターンがあることに気づく。
それは何なのだろうと考えていた。
■記憶の山と谷
そのとき、ふとこの漫画の言 . . . 本文を読む
「自我」と呼ぶと小難しくなるので、「自我くん」と親しみを込めて呼んでみる。
「自我くん」は、自己(全体的な自分をこう呼んでみる)の司令塔の役割を果たしている。
「自我くん」は、イイ・ワルイ、タダシイ・マチガイ、ウツクシイ・ミニクイ、、という風に価値判断をする。
こどものときは、そういうのはモヤモヤしていて、誰もがよくわからなかった。
感じるときは、いわゆる直観(直感)なるもので、ダイレクトに感 . . . 本文を読む
岡潔「春宵十話」
『数学の目標は真の中における調和であり、芸術の目標は美の中における調和である。』
生命は、いのちは、調和を保っている。
健康というのは、調和の状態を言うのだと思う。
病いというのは、その調和が、均衡が崩れた状態を言うのだと思う。
健康と病いの間をつなぐものが自然治癒力。
自然治癒力は、調和がとれた全体性に戻っていこうとする、生命の傾向のことを言うのだろう。
. . . 本文を読む
訪問での在宅医療を週に1回している。
動けない患者さんのところに行って、処方したり診察したり。
毎回必ず面白いので、いつも楽しみにしてる。
今日行ったおじいさんは94歳。
喋ってる言葉がほとんど聞こえない。
耳元5mmで話すと微かに伝わっているような感触はある。
でも、ほとんどフィーリングで会話してる。
その部屋は、40年くらい時間が止まった部屋。
全てが散らかっているけれど、全てが必然 . . . 本文を読む
■器
相手を偏見で見るのは、自分という「器」の問題に過ぎない。
自分の「器」が小さいと、相手はその「器」からボロボロとこぼれてしまう。
自分に理解ができないとされる部分は、そのこぼれた分。
そのこぼれた分を、偏見とかのブラックボックスに入れてしまいやすい。
でも、ほんとは自分の「器」からこぼれた部分こそが、自分にとってすごく大事なとこ。
そこが、自分の「器」に手をいれて修繕する必要 . . . 本文を読む
■無縁社会
NHKスペシャルにて、「無縁社会~“無縁死” 3万2千人の衝撃~」(2010年1月31日放送)に続き、「消えた高齢者 “無縁社会”の闇」(2010年9月5日放送)というのもあったので、録画されたのを見た。
最初の放送も衝撃だった。
今回の放送も衝撃だった。
NHKで「キャンペーン 無縁社会」というのをやってるくらいで、多くの人にとっても衝撃的な内容だったんだろう。
■孤立と阻害 . . . 本文を読む
タクシーは、完全に自分の行き先と命を委ねる。
恐ろしい運転をするタクシーに乗ると、ふと怖くなるし不安になる。
途中で「降ります」って、なかなか言えない。
よく考えると、日常生活で、密室で二人だけになることってほとんどない。
今日、すごい雑で適当な運転をするタクシーに乗った。
ブレーキとアクセルをこの世のものとは思えないリズムで踏み続けるタクシーに乗った。
急ブレーキしても、フフフッって笑う . . . 本文を読む