「暗いと不平を言うよりも、すすんで灯りをつけましょう」
子供のとき、テレビで聴いた記憶がある。さきほどふと浮かんできた。子どもなりに、いい言葉だと思っていた。
記憶の糸をたどってみたら、色々なことを思い出した。
個人的な記憶とは別に、集合的な記憶であるインターネットで出典を調べてみたら、『心のともしび』というラジオとテレビで放送されていた、宗教法人カトリック善き牧者の会によるカトリック系布教 . . . 本文を読む
皆様、石井ゆかりさんの星占いは見られてますか?
自分はここ10年近く、年明けと共に、この稀有な星の読み手の年報を楽しみにしている。占星術のすごさは本当に計り知れないもの。
ちなみに、自分はやぎ座。
自分の初夢と一致してる。。と思い、驚いた。
と共に、背中をおされたようなもので。
年の初めの夢は、その1年の目次のようなものだと自分は位置付けている。そのIndexを見て一年を構想している。
今年 . . . 本文を読む
起きている時と眠る時。外側への意識と内側への意識。
その両極での往復運動の中で、その中間、あわい、境界の状態は、重要な干渉地点でもある。
そうした自由の場所は子どもの頃から少しずつ育まれている。
起きている時から眠る時へ、眠る時から起きる時へと、必ず二回は通過する何気ない場所。
その自由な地こそが、生命が日々更新されるための重要な場所である。
そこは、外側の世界と内側の世界を分断する領域でもあ . . . 本文を読む
自分という存在のルーツ。
それは赤ちゃんのころ。こどものころ。
自分を構成した周囲や環境。
ひとであれば親や家族。友人。
土地であれば熊本。九州。日本。地球。
自分は、ひと、人間。霊長類。ほ乳類。せきつい動物。多細胞生物。いのち。
自然やコスモスの流れ。
それぞれにルーツがあり、ルーツを手繰り寄せながら、源流へ源流へ、たどっていく。
ひとは、いきなり何も知らずこの世に生まれてきた。唐突にこ . . . 本文を読む
友人主催の場で、「Creativeの本質とは何か」というお題をいただき、話す場を与えていただきました。
実際にCreationを仕事とされている方はたくさんおられますが、そういう方々の心に届くように。
でも、それでいて、どんな人の中にも創造者、芸術者としての種はあるはずだと思うので、どんな人の心にも届くように・・・。
ここ数ヶ月は、自分の中にある深い場所を観察していました。
仕事が多忙だったので . . . 本文を読む
次号のYogini(Vol.54 9/20発売)で、<プラーナを科学的視点で見てみると>という難しいお題をもらった。
プラーナはヨガやインド哲学用語なので、その用語の定義を解説したりせずに、その言葉が指し示す本質の方を書いてみました。
科学的とか、科学で証明された、という話はよく聞きますが、そもそものの<科学>自体が指し示す本質の方を書いてみました。
指の先を見るのではなく、指の先が指し示す月の方 . . . 本文を読む
べてるの家の向谷地さんのコメントが素晴らしい。
○相模原の障害者施設殺傷 良質な言葉、広めよう
社会福祉法人「浦河べてるの家」理事・向谷地生良さん
毎日新聞2016年8月23日 東京朝刊
=======
米IT大手が、インターネット上で人と会話しながら発達する人工知能の実験を中止したというニュースがあった。「ヒトラーは間違っていない」などと発言するようになったためだという。私は相模原の . . . 本文を読む
自分は、こどものときの記憶を膨大に覚えている。
なぜなら、常に思い出し続けているから。
その場所を信頼しているから。
自分の感受性の原点は常にこども時代にあり、子供時代の「はじまりの記憶」にある。
「記憶」がはじまったとき、「偏見」や「常識」が生まれる前の瞬間の「記憶」。
迷ったとき、こどもの素っ裸の感性にアクセスして、そこを参照点としている。ホームポジションにしている。
自分の判断の物差しは . . . 本文を読む
2020年オリンピックへの提言
オリンピックの本質は、勝ち負けではなく、「体」の使い方や考え方にこそあると思う。
体のあり方や使い方を、改めて学び考え直す教育の場としてのオリンピック。
私たちは、生まれた時から体を与えられて生まれてくる。
体は生命の歴史が詰まった芸術作品だが、すべての細胞や臓器の由来は、自分が体と対話して探しに行かないと分からない。全員が体を与えられているが、その使い方を . . . 本文を読む
時間という感覚。
こどものときに考えていたこと。
当時の自分は、自分の身体感覚の時間の中を生きていた。
そこに時計やカレンダーやグリニッジ天文台などの時間は必要なかった。
時間というものの本質で感じていたものは、時とは、自分の身体と宇宙の時間とが尺度になっているということ。
・・・・
何も尺度がない場所を想像してみる。
短期的な時間間隔で基準になるのは自分の呼吸のリズムと心臓のリズム。
. . . 本文を読む
先日は田口ランディさんの「いのちのエール」の講演会。
森のイスキア・佐藤初女さんとの15年にわたる交流の中で、ランディさんが受け取ったもの。
→○田口ランディ「いのちのエール - 初女おかあさんから娘たちへ」(2016-05-17)
人は死を迎える時、次の世代にそのいのちを渡そうとする。何らかの形で。
それを受け取るか受け取らないかは、生きている人の自由意思にゆだねられている。
初女さんから . . . 本文を読む
中学生との対話。
仕事のことを聞きたいと、要望があった。
なぜ自分が今の仕事についたのか、、、、。
自分でも考え直してみる。
外的な要因ではなく、内的な必然的な動きに耳を澄ませて。
出生時、幼少期、小学生、中学生のプロセスを思い出しながら、聞き手の目線で話したい。
いのちは自分へと受け渡され、そして次の世代へと受け渡される。
いのちは、必ずしも物質的なものばかりではなく、そうして受け渡され続け . . . 本文を読む
1932年、第1次世界大戦後。
世界は破滅に向かっているのではないかと人間の良心が叫んでいたころ。
国際連盟がアインシュタインに依頼したことがある。
「今の文明でもっとも大事だと思われる事柄を、最も対話したい相手と書簡を交わしてください」。
アインシュタインが選んだ相手はフロイト。
テーマは「ひとはなぜ戦争をするのか」だった。
その内容が講談社学術文庫で出ている。120ページという薄い本で、5 . . . 本文を読む
(写真は2014年に伺った、熊本、幣立神宮の写真です)
自分の愛する故郷熊本が大変だからこそ、自分は自分なりにできることをやる。
自分は熊本で生まれたし、自分の両親から生まれた。
いのちを生み出した存在に、感謝の気持ちを忘れたことはない。
熊本も両親も、その存在がなければ自分という存在はこの宇宙には存在しえない。
苦しみも悩みも悲しみも、生きていればこそ。
いのちを生み出したあらゆる存在に対 . . . 本文を読む
こんな社会、腐ってる!!と聞くことがある。
わー、やったね!と自分は思う。
腐敗を怒りと憎しみで表現する人もいるけれど、自分はワクワク感や夢と希望とで眺める。
なぜなら、腐るプロセスは、発酵するプロセスと同じだから。
腐敗と思わず発酵だと思えば、それは新しいエネルギー形態ががつくられる瞬間でもある。
腐敗と発酵とはギリギリ違うからこそ、その違いを微生物のみなさんから学ぶ必要がある。
微生物は . . . 本文を読む