日常

心ひかれる展示

2011-12-30 08:40:41 | 芸術
2012年1月のスケジュール。 まだ見ぬ未来のはずなのに、すでに仕事で予定が詰まっています。 予定ががんじがらめなのは苦しいとも言えますが、仕事を与えてもらえるのはうれしい。 精一杯与えられた仕事を果たします。 肉体的な疲れというものは、実はたいしたことありません。そんなの、ちょっとしたことで吹き飛びます。 ただ、精神的な疲れは、自分の死角にある無意識層からこっそり浸食してきます。なかなか気 . . . 本文を読む

2011年12月 購入本

2011-12-30 08:31:57 | 
仕事関係の本や学術関係の本ばかり読んでいると、現実世界から遊離していく気がする。 一般書ばかり読んでいると、学術世界から遊離していく気がする。 その二つの葛藤に心は行ったり来たりと往復運動を繰り返しながら、そのあわいの場所で本を読みます。黙読。 知らないことを知る。 自分の脳の中で、つながりのなかった個別のバラバラのものが、つながりのある知識や知恵としてひとまとまりのものになる。 そうすると . . . 本文を読む

ボルヘス「七つの夜」

2011-12-27 21:55:41 | 
ホルヘ・ルイス ボルヘスの「七つの夜」みすず書房(1997/6)を読みました。 ===================== <みすず書房HPより> 晩年を迎えたボルヘスは、彼の街ブエノスアイレスのコリセオ劇場で連続講演を行なった。 「神曲」「悪夢」「千一夜物語」「仏教」「詩について」「カバラ」 そして自らの経験を踏まえつつ文学の歴史を遡及する「盲目について」。 ボルヘスの文学を養い、彼の精神と一 . . . 本文を読む

bitと乱雑さ、生命と知ること

2011-12-25 22:22:51 | 考え
■液体は広がり、気体も広がる 黒いインクを水に垂らすと、黒いインクは水一面に広がる。 赤いインクと黒インクを垂らすと、ふたつは混ざり合い、また別の色になる。 混ぜ合わせるのは簡単だけど、それを分離するのはほとんど不可能だ。 それはいいとか悪いとかではなく、そういうものだ。 ■エントロピー、乱雑さ 世界はエントロピーが増える方向に向かうらしい。 エントロピーとは乱雑さのことを言う。 . . . 本文を読む

「「法句経」一日一悟」

2011-12-21 00:01:03 | 
アルボムッレ・スマナサーラ長老の「「法句経」(ダンマパダ)一日一悟」佼成出版社 (2005/11) を読みました。 ****************** <内容(「BOOK」データベースより)> スマナサーラ長老が説き明かす“強く、賢く生きるための仏教”。 <内容(「MARC」データベースより)> 「ダンマパダ(法句経)」に説かれたブッダの智慧を、4週間で学べるように全4章28編に構成して紹介 . . . 本文を読む

小林秀雄「モオツァルト」

2011-12-17 09:29:30 | 
小林秀雄「モオツァルト・無常という事」新潮文庫(1961/05)を読んだ。 時間が少ない時は長編小説は読めない。そういうときは短編がいい。 年末に向けて学術論文を書くため、論文を大量に読んでます。 たった1本英語論文を書くためにも、最低100本は関連論文を読まないといけない。 1つの論文が英語で8-10ページくらいのものではあるけど、そこは英語と学術用語だけで埋め尽くされた世界。 ある学術 . . . 本文を読む

銀杏と月と転倒したウニ

2011-12-13 18:53:07 | 雑多
(1) 職場を自転車で横切ると、黄色の銀杏のじゅうたんで覆われる季節になりました。 キレイなもんです。 こうして日々は更新されていくのでしょう。 (2) 皆既月食。 2011.12.10. その日、知らずに外に出ると、やけに通行人が上を見上げるので気づきました。最初はUFO見てるのかと思いました。ちなみに自分はUFOを見たことありません。 皆既月食。 天体の神秘ですね。 月と地球の距 . . . 本文を読む

小林秀雄「人生について」

2011-12-11 10:04:49 | 
小林秀雄さんの「人生について」中公文庫(1978)という本を何度も読んでいる。 小林秀雄の文章は、水平方向に日本語の文字を並べただけではなく、その奥の方への意味を感じさせるのに十分な立体感がある。 文字に凝縮したものは必ずしも2次元で平面的なものではなくて。 紙にインクを垂らしたものではなく、印刷機を通過した紙の束なりでもない。 人体が心臓や脳髄や肝臓・・・の部品だけからなるわけではないのと同じ . . . 本文を読む

くまモンとプルーストと赤黒サードマン

2011-12-06 19:03:34 | 雑多
【1】 ゆるキャラ(R)グランプリ2011で、吾が実家である熊本の『くまモン』が優勝しました。 わーいわーい。 「くまモン」のオフィシャルサイトがあるっていうのはすごすぎる! 熊本人の調子の良さ、そしてノリの良さとがいい感じに出ている! 熊本の言葉で、新しいもの好きとか好奇心旺盛なことを「わさもん」って言うんです。これはまさに、わさもんの血。 ちょい前。 熊本高校の同窓会が東京であった時 . . . 本文を読む

日日是好日

2011-12-04 21:09:24 | 考え
最近、スリランカ仏教のスマナサーラさんの本にはまっている。 仏教を簡潔に、それでいて深く説明していると思う。 読めば読むほど、そうだよなー。と、うなずこと多し。 自分が日本人だからこんなに仏教的な考えがしっくりくるのだろうか。 解剖学者の養老先生も、心理学の河合先生も、深く考えると結局それが仏教に書いてあった。といろんな著作で書いてあったし。 ブッダは慈悲と智慧の教えですね。 ちなみに、キリス . . . 本文を読む