古い友人たちと何年も前からやってる古典輪読会。
今回は漱石の草枕を読んだ。
ピアニストのグレン・グールドが何十回も読んでいたのが、この草枕。
だから、強く興味を持った。
○バッハ:ゴールドベルグ変奏曲:グールド(Pf)(1981)
哲学者のヴィトゲンシュタインがカラマーゾフの兄弟を30回以上読み返していると言う話を聞いたことがある。ある種の人間を、迷宮のように繰り返し読ませてしまう吸引力や . . . 本文を読む
らせん。
この宇宙は、一つの息から、左向きのらせん(陽)と右向きのらせん(陰)が生まれ、そこから色々な構成物が生まれたようだ。
左向きのらせん(陽)と右向きのらせん(陰)。
2次元的にぶつけてしまうと、向きが逆なので打ち消しあう。
ただ、それを3次元的に立体で合わせてみると、実はそれは同じものであることが分かる。
次元をあげると、本当はおなじもの。次元を下げると、うち消し合う。
これは、色んな対立 . . . 本文を読む
チャップリンも偉大だ。
(→○チャップリン「独裁者」(1940)(2014-11-12))
そして、John Lennonも偉大だ。
John Lennonの思いを引き継ぎたい。
自分がまず受け止める。それができたら次の世代へと伝えていくことができる。
中学生のころ、「Mind Games」って変な歌だなぁ、と思い、意味が分からず唄っていた。
「Mind Games」って、どういう事なん . . . 本文を読む
チャップリン「独裁者」(1940)より
(→Youtube動画)
70年以上の時空を超え、チャップリンからの伝言。
1940年、第二次世界大戦、核戦争。
地球が滅亡するのではないかということが極めてリアルだったギリギリな時代。
だからこそ、チャップリンの声のトーンには、切実さとコトバにならない叫びが言外から響きつづけている。
「助け合い」「自由」「美しさ」「人類愛」「優しさ」「思いやり」「 . . . 本文を読む
11/3は映画『かみさまとのやくそく』の上映会+シンポジウム。
とてもいいイベントだった。
数日の間は温泉に入っているようなホクホク、ポカポカした気分で日々を過ごした。日々の激務としての日常に戻りながらも、心地良い空気に包まれているような不思議な感覚。
当日は色々な人から助けて頂き、むしろみなさんへの感謝の思いの方が強く溢れた。
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映画『かみさまとのやくそく』(2014-03-25) . . . 本文を読む
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大大大哲学者!井筒俊彦先生の生誕100周年シンポジウムに行った。
「伝播する井筒俊彦」
○井筒俊彦入門サイト(慶応大学出版会)
○井筒俊彦全集
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井筒俊彦先生は、司馬遼太郎さんが「20人の天才がひとりになった人だ」と表現している。
→司馬遼太郎「十六の話」(2011-04-14)
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井筒俊彦先生の「意識と本質」はもう10回近く繰り返し読んでいるが、読むたびに発見があるすごい本だ。 . . . 本文を読む