■医師としての先輩・後輩
大学病院に戻り、医者になりたての研修医を「教える」立場になって半年くらいが経った。
まだまだ自分は「学ぶ」立場でもあるが、年齢や立場からも後輩に「教える」ことを要請される年齢になってきた。
それもあり、ここ半年は「教える」とはどういうことか、経験と知識のない若い後輩の医師に何をどのように「教える」か、そのことをいつも考えていた。
単に知識を教えることは簡単である。 . . . 本文を読む
最近、色んな人から勧められたこともあり、Twitterに手を出してみている。
よく使い方がわかっていないのだけど(RTとか@とか、その辺の使い方がよくわからん)、やりながら覚えていくかもしれない。理解できんかもしれん。
このTwitterは、ブログよりも「独白」「モノローグ(monologue)」の世界だと思った。
脳内ものを、脳外へ未整理のまま放り投げた場所。
自分の中で、ブログ「吾」 . . . 本文を読む
ふと、夕陽を見た時、「夕焼け小焼け」の童謡が脳をよぎった。
その歌詞を改めて思い出したら、当時はメロディーだけで感じていた童謡が深い世界を唄っていることを感じた。
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「夕焼け小焼け」
作詞:仲村雨紅
作曲:草川信
1
夕焼け小焼けで 日が暮れて
山のお寺の 鐘が鳴る
お手々つないで みな帰ろう
からすといっしょに かえりましょ
2
子供が帰った 後からは
まる . . . 本文を読む
大学の体育館で、学生さんとほぼ毎週フリークライミングをやっている。
自分が学生の時、狂ったように登山とクライミングをしてたー。
ということで、学生時代以来6年ぶりに熱心にクライミングに励んでいます。
どなたか興味ありませんか?シャルウィークライミング。
(→復帰した直後も書いた。『フリークライミング(2009-07-09)』)
運動の後は爽快な気持ちになる。
頭がからっぽになると、色々思い . . . 本文を読む
当直中につらつら書きたくなる。
ギロッポンの森美術館で、
「医学と芸術展:生命(いのち)と愛の未来を探る」というのが、11月28日(土)~2010年2月28日(日)まで行われます。
興味ある人は一緒にいきましょー。
ちなみに、2010年1月11日にはわしが敬愛する養老先生の講演もある!
もう既にチケット購入済みー。
定員320名ってあるし、行く人は早めに予約した方がいいよ。
生養老先生の話 . . . 本文を読む
以前、『他者との出会い(2009-04-04)』として半年前に書いたことですが、先日話してみたら、みんなが納得してくれて嬉しかった。
だから、もう一度「出会い」の偶然と必然、その二重性や奇跡に関して書きたい。
■地図を上から眺める
Googleの地図を見ていると思うことがある。
日本地図が見える遠景から、東京都内にどんどん倍率を拡大していくと、日本地図の大きい縮尺では見えなかった細かい道 . . . 本文を読む
西川美和さんの「ディアドクター」を映画で観てジーンとして、シネカノン有楽町で特別再演していた「ゆれる」映画版を観てガーンと衝撃を受けて、やっと小説版である「ゆれる」 (ポプラ文庫) を読めた。
時系列順で入った人(小説→ゆれるの映画→ディアドクターの新作を楽しみにして観た)の方が多いのかもしれないけれど、何の因果か逆からたどったのです。
(⇒映画「ディア・ドクター」の感想(2009-09-08)は . . . 本文を読む
当直中に雑記。
Mr.Childrenの「終末のコンフィデンスソングス」DVDを見た。
相変わらずイイ!
CDも発売日に買って、自宅でパソコン使うときはいまだによく聞いているけど、DVDで見返すと改めてイイなー。
LiveのDVDは思わず買うことは多くて、自分の中でDVDを買う基準としては「何度も見返すかどうか」というとこなんですけど、実際は一回見て満足してしまって、棚の肥やしになっているD . . . 本文を読む
本を同時並行で読んでいるので、読んでいる本に統一性がありません。
村上春樹さんの「1Q84」を読んで、そこからカルト宗教について考えていた。
村上春樹さんが「1Q84」で僕らに出した問いや宿題のようなものは、「アンダーグラウンド」(講談社文庫)、「約束された場所で -underground 2」(文春文庫)から連続して問い続け、考え続けていたのだと思った。
「アンダーグラウンド」は単行本が1 . . . 本文を読む
早稲田松竹で、ビクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』と『エル・スール』が2本立てでやっていたので観てきた。
10年に1本程度しか作らない監督みたい。
その分、重厚で確かに素晴らしい映画だった。
wikipediaで見てみたら、
『1964年、兵役についたのち、溝口健二の『山椒大夫』を見て大きな感銘を受け、除隊後は映画一筋に生きる道を決意する。』
ってあって、驚いた。ミゾグチに影響を受けて . . . 本文を読む
マイケルの映画「This is it」を観てきた。
最高!最高!いやー最高!
感動!感動!
マイケルが憑依してきたー。
神降臨!
これが結論。
あとは蛇足デス。
・・・・・・・・・
我が母親は昔からマイケルの大ファンで、実家に帰るときは飛行場から実家までの車の中でマイケルがかかっていたりする(ただ、ここ1年はサラ・ブライトマンにはまっていた。超蛇足)。
ということで、わしはマイケルはかな . . . 本文を読む
そういえば。
恵比寿の写真美術館で、セバスチャン・サルガドの「アフリカ」展を見てきた。
思ったより写真の量が多くて嬉しかった。
サルガドの写真は『風の旅人』の9号(森羅万象と人間 人間の領域)と、13号(「自然」と「人間」のあいだ 生命系と人類)を見てからのファンです。
写真の奥深さを知らしめてくれた写真家。
いわゆる報道写真のようなものではなく、そこに人間の尊さとか、生命の息遣いまでも感じ . . . 本文を読む
松岡正剛さんの千夜千冊の書評はいつも楽しみに読んでいる。
今回の1326夜「本の現場」(永江朗)の特集で、丸の内オアゾにある丸善で開催されている松丸本舗の宣伝がされている。(丸が3回も登場した。)
松岡正剛さんがセレクションした本が置いてある。
これは!と思い、今日行ってみた。
実際、すごくイイ!
人の本棚を覗いて、そこから好きなのを選んで買いに行く感じ。
自分の家の本棚と同じで、縦向き . . . 本文を読む
「最近の若者は草食系でやる気がない。俺らが若い頃は・・」
とかいう発言を聞くことがある。
彼らは、「肉食=弱肉強食=人を蹴落として踏みつけて自分が生きていく」
程度にしか考えてないのだと思う事がある。
確かに、そういう意味では肉食系の人は多かったのかもしれん。
資本主義システムともうまく連動していきますし。
金とか出世の幻想世界で生きている間はそれもよいでしょう。
でも、「草食系・肉食系」は . . . 本文を読む