武満徹さんの音楽。
自分はCDで聴いているときはそこまで良さを感じなかったが、レコード(LP)で聴き始めてからその素晴らしさに心打たれ、何度も何度も聴く続けるようになった。是非レコードでこそ聞いてほしい。
武満さんの音楽はノイズの中に生まれては消えていく水泡のような音の集合体が無限にわいてくる。
幼稚園の子供のように音が自由に無邪気に走りまわる。
音は満ちては溢れてこぼれる。音がこぼれて失われる . . . 本文を読む
先日は、clammbon / EGO-WRAPPIN'の対バン「鼓膜の記憶 Groove 2」@中野サンプラザを見に行った。
クラムボンはCDでは聞いていたが、生では初聞。これが対バンや音楽フェスのいいところ!
一粒で二度も三度も美味しい。二つのバンドはほぼ同期のようで、仲のいい方々。
clammbonは独特なメロディーラインと、その複雑さを一見感じさせない聞きやすいポップな仕上がりを意識して . . . 本文を読む
2016年12月20日。
年末恒例のEGO-WRAPPIN'による東京キネマ倶楽部でのLive。
東京では、この日が2016年最後のLiveだった。
熱狂の渦につぐ熱狂。
ヒートアップとクールダウンのリズムと渦。
渦、渦、渦、渦!!
巨大なエネルギーの渦をつくりながら観客と一体化して巻き込んで行く圧巻のステージは、他に類をみない。
演出も選曲もサウンドもリズムもすべてがセンスの塊。
EG . . . 本文を読む
音楽の世界でずっと前衛を走り続けているEGO-WRAPPIN'のお二人。
自分は大学生のころから15年来のファンです。
今年、お二人は20周年を迎えました。
2016年11月27日の日曜日は、EGO-WRAPPIN'の20周年を記念する武道館LIVE。
2016年の初めから楽しみにしていました。指折り数えてこの日を待っていました。もう1年も経ってしまったのかと思うほどで。
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待ちに . . . 本文を読む
(写真は「ぴあMUSIC COMPLEX Vol.6」(2016/9/27))
NHKのSONGSスペシャル「宇多田ヒカル ~人間・宇多田ヒカル 今「母」を歌う~」
すごかった。。。
○NHK SONGSスペシャル 宇多田ヒカル ~人間・宇多田ヒカル 今「母」を歌う~(2016年9月22日)
宇多田さん、お母さんのいのちとひとつになっていた。光のように重なり合っていた。仕草や口の形や . . . 本文を読む
自分が史上最高に好きなアーティスト、Nina Simone.
ニーナ・シモンをゾーイ・サルダナが演じる伝記映画『Nina』(監督・脚本 シンシア・モート)は全米で2016年4月に公開されているようだが、まだ日本では公開されていない。舞台裏の荒れた私生活も描いた、かなり衝撃的な映画のようだ。
それと呼応して、彼女のドキュメンタリー『ニーナ・シモン―魂の歌』(原題 What Happened, . . . 本文を読む
大友良英さんが総合ディレクションされているので、東京駅にアンサンブルズ東京を見に行く。
東京駅と皇居をつなぐ広い野外空間で、お客さんを交えながら参加型の音楽祭。
東京駅前の広い路上にみんなで作った大風呂敷を広げて、床に寝っ転がりながら見れる。東京駅前の路上で、寝ながら、星を見ながら、音楽を聞けるなんて最高の時間だった。
大友良英さん以外にも、いしいしんじさん、原田郁子さん、フレッド・フリスさん、 . . . 本文を読む
中納良恵(EGO-WRAPPIN')さん目当てで、中野サンプラザに<ザンジバルナイト 2016>を見に行く。
当直明けのままで1時間しか寝てなかったので夢見の意識で見た。
総合司会がリリー・フランキーさん、 ミッツ・マングローブさん。
ゲスト歌手が多彩。
中納良恵さん(EGO-WRAPPIN')、大塚愛さん、 研ナオコさん、ハナレグミ 、PUFFY、 星屑スキャット 、 マキタ . . . 本文を読む
武満徹さんは、文章も音楽も、広い意味でのコトバや表現で同じ地平にあり、同じ質として表現されるもののようだ。
質を表現するには、質によってしか語れないことを、武満徹さんや村上春樹さんに触れるたびに、思う。
EGO-WRAPPIN’「ROUTE 20 HIT THE ROAD」の融通無碍で自由自在な音楽を聴きながら、ふと武満徹さんのコトバと共鳴するものを感じたのです。音楽の質に関して。
→エゴラッピ . . . 本文を読む
エゴラッピンの日比谷野音LIVEは本当に素晴らしかった。
中納良恵さんが舞台に立つと、視線や存在が空間を切り開いて、その空間へと音が導かれていく。
ボーカルやバンドの自我が主体ではなくて、空間そのものが主体になっている。
だから観客もいつのまにか空間に溶け込んで行く。
空間が動きだす。
音は粒子として空間の構成要素となっていく。
音は波紋として広がり、さらに空間そのものを振動させる。
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尺八奏者の中村明一先生のCD発売記念(「虚無僧尺八の世界 京都の尺八 明暗真法流 鶴の巣篭」)にて、よみうり大手町ホールのLiveを聞きに行きました。
尺八の音。
立体的で広がりがあり伸縮自在の音世界で、本当に驚愕。
静寂の中で、一音一音が自立しているのです。
一音一音が自立し独立した成人のよう。互いに響き合い、それでいて繋がり続け(循環呼吸法のためか、息つぎがほとんど分からない)、本当に . . . 本文を読む
自分は小学生のころから、12月8日に、祈り、黙とうしている。
そして、自分の心のドアをノックし、自分の主人公と対話する。
「おーい、主人公、起きてるか」と。
「主人公」とは、元々は仏教である禅の言葉。
「本来の自己」のことを指す。
自分人生の主体である「本来の自己」こそが、まさに自分の人生の「主人公」になる。
中国の唐時代に、瑞巌(ずいがん)禅師という方がいた。
瑞巌禅師は毎日座禅をする時に . . . 本文を読む
チャップリンも偉大だ。
(→○チャップリン「独裁者」(1940)(2014-11-12))
そして、John Lennonも偉大だ。
John Lennonの思いを引き継ぎたい。
自分がまず受け止める。それができたら次の世代へと伝えていくことができる。
中学生のころ、「Mind Games」って変な歌だなぁ、と思い、意味が分からず唄っていた。
「Mind Games」って、どういう事なん . . . 本文を読む
連休中は好きな本も読まず、こもりっきりで論文のデータ解析をしている。
既に100ページを超えてきた。(←誰も読まない。)
目が痛い。
数字ばかり見ているので、長時間テトリスをした後のようにチカチカと数字の残像がダブルビジョンで浮かんでくる。
ところで。
データを解析している時、脳が数学脳になるらしく、言語脳から数字脳へと回路が切り替わるらしく、日本語の歌を聞きながらも同時に仕事ができる。(通 . . . 本文を読む
通崎睦美さんからお誘いを受け、木琴とリコーダーの演奏を聞きに行ってきました。
○平河町ミュージックス
第21回 通崎睦美(木琴)
モッキンソロとリコーダーとのデュオ2013年7月5日(金) 19:00開演
○ROGOBA DESIGN ON LIFE_Tokyo
○通崎好み製作所
○<2008年>田口ランディ・通崎睦美 ジョイント朗読会in法然院 「転生」(2008-10 . . . 本文を読む