天才お笑い芸人であるアップダウンのお2人が、自分の脚本にこんな素晴らしいアニメを作ってくれました!
題して<からだ会議>です。9分19秒の映像。
以前、ディズニーの<インサイドヘッド>というアニメを見て、すごく面白かったんです。
ただ、<脳内会議>なので、まさに頭の中だけでからだのことを考えてるご時世が反映されてるなぁと地団太踏んだものでした。
大事なのは<からだ会議>なんだと、自分の中の100 . . . 本文を読む
竹内整一先生の「日本思想の言葉 神、人、命、魂」(角川選書) (2016/8/27)を精読中。
竹内先生は東大の学生時代に出会った先生で、生き字引のような先生だった。
なんでこのご時世に、哲学や思想でご飯を食べることにしたのか、と、竹内先生に職業選択のきっかけを聞いた時、
「自分の研究テーマは日本思想史における〈おのずから〉と〈みずから〉です。だから、自分も〈おのずから〉と〈みずから〉のあわいで . . . 本文を読む
一条さんの映画本の紹介の流れでふと思い出しました。
自分も民俗学の映画上映会自体をボチボチと続けています。
一人で見るのもいいものですが、みんなで見て、そこで受け取ったものを共有する機会を作りたいと思っています。
民俗学の暮らしから本質を学び、自然と調和した暮らしを現代に再構築したいと思っています。
暮らしの中に、人びとのすべての営みが包含されていますし、自然と調和した医療も、自然と調和した暮ら . . . 本文を読む
一条真也さんの「死を乗り越える映画ガイド あなたの死生観が変わる究極の50本」現代書林(2016/9/17)を読みました。
10月は本職で大きな仕事が多数控えていて、なかなか読書の時間が取れず・・・、やっと完読!
(完読!と思ったら、一条真也さんの対談の新刊「葬式に迷う日本人」(with島田裕巳さん)がこれまた面白い!こちらも感想書きたいー。)
一条真也さんの「死を乗り越える映画ガイド」(現 . . . 本文を読む
高校の同級生でマルチな活動をする芸術家である坂口恭平くん。既存の職種であてはめることができない。だから芸術家と(仮)に読んでおく。
彼は生まれ持っての芸術家。
創造し続けるしか生きる道がない、という意味で真のアーティストだと思う。
そこに計算や意図がない。純粋で素直で切実で本気で命がけだ。
対談の場で話していて改めて思った。
今彼は、自動書記のように文章を書き続け、絵を書き続けている。
媒 . . . 本文を読む
「太陽の塔」の内部が改修工事前のため10年ぶりの内部公開されたらしい。
●「太陽の塔」10年ぶりの内部公開へ(The Huffington Post 2016年10月05日)
「太陽の塔」内部は自分も生で見てみたい。強く願う。
太陽の塔を空間として体感したい。ミクロの決死圏のように体内へ。
生き物には内臓にこそ本質がある。いのちを支えている部位だから。
ちなみに、太陽の塔には、輝く未来を . . . 本文を読む
朝、太陽の光がきれいだったので植物園に行った。
草木の中で光を見ていると、植物と光とは相互反応を起こし色でコミュニケーションをしているような気がする。
植物の緑が変化する。
ただ、植物が変化しているのか、認識している自分自身が変化しているのかは、分からない。
花は受精器官が露出しているのでエロスや生命感を感じる。
歌舞伎座に行 . . . 本文を読む
美術館「えき」KYOTO(2016.9.15-10.23)でやっている「没後50年 河井寬次郎展 ~過去が咲いてゐる今 未来の蕾で一杯な今~」を見に行き、思わず図録も購入。最近、開いたページに河井寬次郎さんが出てきたり、シンクロには偶然以上のものを見出さざるを得ない。
おそらく、既存ジャンルの枠組みを取っ払い、現代の民藝運動のようなものをしていきなさい、ということなのかと今日改めて思った。そこ . . . 本文を読む
モノクロの写真だと、時間軸がねじれたような印象を受ける。
人間の目。目の網膜には桿体細胞(rod cell)と錐体細胞(cone cell)の2種類がある。そうしたあらゆる単細胞が人間の営みを支えている。
錐体細胞(cone cell)は光の3原色を担当しているので、光の周波数に応じて赤、緑、青に場合分けする。
それに対して、桿体細胞(rod cell)は色ではなく光の明暗を感知する細胞。
. . . 本文を読む
突然はじまった旅シリーズもこれで終わり。遅い夏期休暇をもらい、岐阜、京都、滋賀、三重など国内旅行をしていた。
旅の締めくくりは滋賀の佐川美術館、京都の樂美術館。
○美濃の旅(2016-10-02)
○洲原神社 彼岸花(曼珠沙華)(2016-10-04)
○中津川の旅(2016-10-03)
○京都の旅 河井寬次郎記念館(2016-10-05)
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樂吉左衞門さん(樂焼 十 . . . 本文を読む
京都の河井寬次郎記念館は、圧倒的に美しい空間だった。
すべての場所に美意識と神聖な気配が漂っていて、感動だった。
憧れの地だったが、足を踏み入れたおかげで、その思いは憧れだけではなく、さらに強固なものになった。
空気のひとつひとつの粒子に暮らしの美が息づいている空間。
空間や住まいが息をしている。
空間の息使いそのものを体感してほしいです。
民藝の力はすごい。
それは民衆や暮らしが持つ普遍的 . . . 本文を読む
美濃の旅(2016-10-02)の時に、洲原神社にも詣でた。
白山信仰の美濃側の入口だった洲原神社。
奈良時代に創建された歴史を感じる空間。
白山信仰は農耕的な信仰も強く、洲原神社は農耕と養蚕の神様として信仰を集めた。
ここ最近、お蚕様が妙に気になっているので、ここでも不思議な符合があった。
川と浮島とが浄土のようで、素晴らしい神社だった。
彼岸花が美しく咲いていた。
○洲原神社
〒5 . . . 本文を読む
岐阜の中津川へ、明治座という芝居小屋を見に行く。
明治27年生まれの木造建築で、地元の方々の愛により大切に保存されている。今でも常に使える状態にされている。
毎年9月に行われる地歌舞伎公演では、地元の子どもが一生懸命に稽古をして、かぶく。素晴らしい文化が残っている。
2006年には明治座大歌舞伎として、十八代目中村勘三郎襲名披露公演も行われている。
芝居子屋からの窓からは緑が見える。田んぼが見 . . . 本文を読む
岐阜の美濃へ、服部みれいさんに会いに行く。
東京からそんなに遠くなかった。
遠いのは、物理的なものではなく、自分の心理的なものだった。
それは全てに通じることだろう。
murmur magazineは、<エムエム・ブックスみの>として、東京から美濃へ本拠地をうつした。
みんなの潜在意識の中にあり、光の当たっていない素晴らしいものは、地方に多く残っている。
都会は新陳代謝をし続けて、創造と破壊を . . . 本文を読む