ミュージカル「わたしは真悟」を見に行った。
本当にすべてが最高レベルで隙がなく完璧で大感動だった。
日本中の漫画好きは、絶対に見た方がいい!というミュージカル。
東京公演も、もう1/26までしかない!これを見ないと絶対に損をする!というほどの素晴らしさ。
自分のベスト漫画リストで、浮動の一位が手塚治虫『火の鳥』ですが、二位は楳図かずお『わたしは真悟』なのです。三位は色々変わりますので(甲乙つけがた過ぎて・・)、この二つだけは押しも押されぬ一位と二位でので殿堂入りなのです。
それほど魂の底から好きな漫画だからこそ、この漫画のミュージカル版には抵抗あったのですが、これほどまで楳図作品の真髄を深く理解してくれるとは、、、、そうした愛にも感動しました。
「わたしは真悟」という漫画は天才が描く究極の『愛(アイ)(AI)』の漫画なのです。
愛=アイ=あい=AI
であり、AI(人工知能)までもつながっているというすごさ。
フランスの鬼才フィリップ・ドゥクフレ(Philippe DeCoufle)さんの演出は本当にすごかった。まー、すべてに驚き続けました。
役者さんは全員が素晴らしかった。躍動感と無邪気さとがみなぎる舞台。
特に際立っていたのは、ミュージカルでの底力がある真鈴(まりん)役の高畑充希さん。真悟役の成河(SONGHA)さん。拍手喝さいした。
演奏のOpen Reel Ensembleもすごかった・・・。
自分が小学生だったら、このバンドに入りたい!と本気で思いこんで親に駄々をこねそうなほど、感染力が強い異次元の音使い。
なにせ、音楽がトクマルシューゴ/阿部海太郎、歌詞:青葉市子というラインナップ。
青葉市子さんなんて、まさにリアル楳図かずおワールドを地で行っている数少ない存在だ。
映像はオリヴィエ・シモーラ/ローラン・ラダノヴィッチと書いてあったが、映像美もすごかった。楳図先生へのリスペクトが随所にある漫画の引用の仕方が素晴らしくて、それも感動した。
「わたしは真悟」が含むテーマは本当に壮大で、愛、生命、機械、意識、こども・おとな、結婚、言葉、、、、
機械も意識を持つのか、そうだとしたら意識とは何か?、愛とは?こどもがおとなになるとは??
様々なテーマが濃密な密度とテンションとスピードでたたみ込まれているのがこの漫画なのですが、この究極の世界観をこれほどの高い次元で表現できるとは、本当に天晴れで感服した。
ノーベル文学賞よりも、ノーベル漫画賞をはやく設立してほしい。
そうすれば、手塚治虫や楳図かずおや諸星大二郎など、名だたる日本の漫画家が総なめするだろう。西洋哲学よりも数歩先を行くのが日本の漫画だと自分は思っています。
漫画作品をここまで素晴らしくミュージカルにした作品は生まれて初めて体験した。
日本中のマンが好きは、なんとしてでも1/26の最終日までに足を運んでほしいと、つよく思う。もう永遠に再演されないかもしれない。
売店で売ってたグッズも最高で、色々と大人買いした。
イアラ、14歳、漂流教室、、、楳図かずお作品を読みなおして、どっぷり浸かりなおしたいと改めて思う1日だった。楳図先生万歳。
ほんとうに充実した時間。
ときを忘れて子供に帰った。
チケットの値段はなかなか張りますが、間違いなくそれだけの価値があります。
楳図ファンでもファンでなくとも、是非行ってほしい!!!
■ミュージカル「わたしは真悟」
■Open Reel Ensemble
■青葉市子
■トクマルシューゴ
■阿部海太郎
■Philippe Decouflé(フィリップ・ドゥクフレ)
P.S.
舞台と脱線しますが、楳図作品の初心者お薦めは<イアラ>です。1冊で読みやすいですので是非読んでほしい。
(まことちゃんとか、ホラー系は、楳図さんが精神のバランスをとるためにやっているものだと思っているので、別に読まなくても大丈夫です笑)
ちなみに<漂流教室>は全6巻ですが、これを読むと新宿の京王プラザを見る目が変わりますし、時々自分が椅子になりたくなります笑
<14歳>は全13巻で壮大ですが、さらにぶっ飛んでます。
〇楳図かずお「イアラ」(2009-01-22)(8年前。。。)
本当にすべてが最高レベルで隙がなく完璧で大感動だった。
日本中の漫画好きは、絶対に見た方がいい!というミュージカル。
東京公演も、もう1/26までしかない!これを見ないと絶対に損をする!というほどの素晴らしさ。
自分のベスト漫画リストで、浮動の一位が手塚治虫『火の鳥』ですが、二位は楳図かずお『わたしは真悟』なのです。三位は色々変わりますので(甲乙つけがた過ぎて・・)、この二つだけは押しも押されぬ一位と二位でので殿堂入りなのです。
それほど魂の底から好きな漫画だからこそ、この漫画のミュージカル版には抵抗あったのですが、これほどまで楳図作品の真髄を深く理解してくれるとは、、、、そうした愛にも感動しました。
「わたしは真悟」という漫画は天才が描く究極の『愛(アイ)(AI)』の漫画なのです。
愛=アイ=あい=AI
であり、AI(人工知能)までもつながっているというすごさ。
フランスの鬼才フィリップ・ドゥクフレ(Philippe DeCoufle)さんの演出は本当にすごかった。まー、すべてに驚き続けました。
役者さんは全員が素晴らしかった。躍動感と無邪気さとがみなぎる舞台。
特に際立っていたのは、ミュージカルでの底力がある真鈴(まりん)役の高畑充希さん。真悟役の成河(SONGHA)さん。拍手喝さいした。
演奏のOpen Reel Ensembleもすごかった・・・。
自分が小学生だったら、このバンドに入りたい!と本気で思いこんで親に駄々をこねそうなほど、感染力が強い異次元の音使い。
なにせ、音楽がトクマルシューゴ/阿部海太郎、歌詞:青葉市子というラインナップ。
青葉市子さんなんて、まさにリアル楳図かずおワールドを地で行っている数少ない存在だ。
映像はオリヴィエ・シモーラ/ローラン・ラダノヴィッチと書いてあったが、映像美もすごかった。楳図先生へのリスペクトが随所にある漫画の引用の仕方が素晴らしくて、それも感動した。
「わたしは真悟」が含むテーマは本当に壮大で、愛、生命、機械、意識、こども・おとな、結婚、言葉、、、、
機械も意識を持つのか、そうだとしたら意識とは何か?、愛とは?こどもがおとなになるとは??
様々なテーマが濃密な密度とテンションとスピードでたたみ込まれているのがこの漫画なのですが、この究極の世界観をこれほどの高い次元で表現できるとは、本当に天晴れで感服した。
ノーベル文学賞よりも、ノーベル漫画賞をはやく設立してほしい。
そうすれば、手塚治虫や楳図かずおや諸星大二郎など、名だたる日本の漫画家が総なめするだろう。西洋哲学よりも数歩先を行くのが日本の漫画だと自分は思っています。
漫画作品をここまで素晴らしくミュージカルにした作品は生まれて初めて体験した。
日本中のマンが好きは、なんとしてでも1/26の最終日までに足を運んでほしいと、つよく思う。もう永遠に再演されないかもしれない。
売店で売ってたグッズも最高で、色々と大人買いした。
イアラ、14歳、漂流教室、、、楳図かずお作品を読みなおして、どっぷり浸かりなおしたいと改めて思う1日だった。楳図先生万歳。
ほんとうに充実した時間。
ときを忘れて子供に帰った。
チケットの値段はなかなか張りますが、間違いなくそれだけの価値があります。
楳図ファンでもファンでなくとも、是非行ってほしい!!!
■ミュージカル「わたしは真悟」
■Open Reel Ensemble
■青葉市子
■トクマルシューゴ
■阿部海太郎
■Philippe Decouflé(フィリップ・ドゥクフレ)
P.S.
舞台と脱線しますが、楳図作品の初心者お薦めは<イアラ>です。1冊で読みやすいですので是非読んでほしい。
(まことちゃんとか、ホラー系は、楳図さんが精神のバランスをとるためにやっているものだと思っているので、別に読まなくても大丈夫です笑)
ちなみに<漂流教室>は全6巻ですが、これを読むと新宿の京王プラザを見る目が変わりますし、時々自分が椅子になりたくなります笑
<14歳>は全13巻で壮大ですが、さらにぶっ飛んでます。
〇楳図かずお「イアラ」(2009-01-22)(8年前。。。)