人生は今生で終わりではないのは当然だが、そうは言っても今生には今生での自分が果たすべき課題や役割がある。
そのために、いまここに生まれてきている。
それは昨日でも明日でもなく、今のことだ。
過去世でも来世でもなく、今生のことだ。
ひとつの人生は生と死の間に挟まれているからこそ、その中に自分で折り返し地点を決める必要がある。
自分は35歳が折り返し地点と決めている。70歳以上生きたらもうけも . . . 本文を読む
ルネ・デカルトの『方法序説』(1637年)。
「方法的懐疑」を説いた。
確かなものに到達するまで、まず疑うことから始めた。
自然を疑い、対象として分離して、自然科学も生まれたんだろう。
だけど、それは同時に色んな副作用を生んだとも思う。
今後は、それとは逆の姿勢が大事になる。
最初の向きが違えば、到達する場所も違う場所へ行くからだ。
大事なことは、まず最初に「信じる」ということ。
すべてを「 . . . 本文を読む
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岡本太郎『アヴァンギャルド藝術』(1950年)
【この書を希望と信頼をもって
若き日本の藝術家たちに捧ぐ】
アヴァンギャルド藝術は、もはや是非の問題ではない。
ここを通らずに明日の藝術はあり得ない。
回避せず、この偉大な二十世紀の業績を乗り越える。
それこそ眞の藝術創造でありこれからのアヴァンギャルドである。
足踏みは、瞬時も許されない。
先端的 . . . 本文を読む
○
自分は読書をする前に、目次を熟読する。
目次を無心で読んでいると、自分の物語が勝手に浮かんでくるので、自分の「仮想の物語」を勝手に作る。
その後で本を読み、自分の仮想の物語と書き手との照合をはかる。
自分のイマジネーションを遥かに超えたものを(それは自分の内的世界を広く深くしてくれたものだ)、自分にとって学びの多かった本と位置付け、ふと目に入る範囲の本棚に配置していく。神棚に奉納するよ . . . 本文を読む
勝海舟が
「智慧の研究は棺の蓋をするときに終わるのだ。」
と言っているのが好きだ。
今この時点で、せっかく運よく死なずに生きているのなら(それ自体で、実はかなりの幸運の持ち主だ)、棺の蓋が閉まるまで、ありとあらゆる角度から可能性を追求していけばいいんだと思う。
■勝海舟「氷川清話」
『主義といい、道といって、必ずこれのみと断定するのは、おれは昔から好まない。
単に道といっても、道には、 . . . 本文を読む