安倍首相が有利なタイミングで解散したと指摘する人が結構いますが、有利じゃないタイミングであえて解散を決断する政治家っているんでしょうかね?見込み違いはあってもどんな首相も自分に有利なタイミングで解散すると思います。
ねじれ国会になったら、解散して負けるべきみたいなことを言う人もいますが、参院の優越を認めることになり、筆者は疑問ですね。首相は実質衆院から選ばれるなど日本国憲法を根拠に衆議院の優越(ウィキペディア)の慣行が確立していますが、参議院で多数派を占めた方が政権をつくるという意見はこれと明らかに矛盾しますよね。昔散々した主張ですが、日本国憲法は欠陥憲法であり、憲法改正をして二院制の問題をどうにか解決しないといけないという意見で筆者は変わりありません。でも自民党は今参院でも多数を占めていますし、わざわざ権力を手放すようなことはしないですね。擁護するなら、この辺の改定は権力を削られる参院の3分の2を合意をとらないといけないので、憲法9条の遥か上をいく難攻不落の欠陥規定だと思います。自画自賛めいてますが、解決の方法は既に筆者は考えており、憲法改正でも憲法無効でもなく、憲法廃止で新憲法しかないと思います。いずれ日本人もそれしかないと気付くんじゃないかな?安倍首相が何を考えているか知る由もありませんが、憲法改正が自民党の悲願ということでやってきましたから、いきなり廃止は言いにくいのかもしれませんね(中曽根康弘元首相「白寿」を祝う会 安倍晋三首相が救われた大勲位の一言とは… 産経ニュース 2017.5.15 20:01)。簡単に解決する方法としては維新や希望が言っている一院制ですよね。ただこれだと完全に参議院否定ですから、参議院議員が賛成するんだろうかという疑問があります。アメリカ政治を見ていると大統領に強い権限がありますから、そういう感じで首相が参議院の結論を場合によっては否決できれば、たとえねじれて衆院で3分の2を持っていなくてもどうにかなりますよね。あるいは権限を持たずに意見を表明するだけにするとか、何か役割を変えるとかいろいろ考え方はあるんでしょうが、中々に難しい問題です。それは兎も角、自民が自分に有利な主張をしているのと同様、維新や希望も自分に有利な主張をしています。仮に衆院選で勝っても参院で多数派をとってない以上、自公を敵に回してまともな政権運営って非常に難しいんですよね。散々昔ねじれ問題はクソだなと思っていろいろ書いてきましたし、筆者の意見は変わってないですが、まぁ好き好んで権力を手放す奴はいないでしょうね。希望や維新も大変ですよ。
まぁねじれになったら解散すべきとか言っているのはイギリスなどのハング・パーラメント(ウィキペディア)と混同しているような気がしないでもないですね。
>ハング・パーラメント(英:hung parliament、宙ぶらりんの議会)または少数派議会(英:minority parliament)は、議院内閣制の政治体制において、立法府でどの政党も議席の単独過半数を獲得していない状態である。
議会でどの政党も単独過半数を獲得していないと政権運営が安定しないですから、こういう話も出てくるんですよね(例えば、1974年以来のハングパーラメントとなった英国、1年以内に再選挙も(ロイター 2010年5月10日 / 15:19)。イギリスも議会制民主主義の元祖を自負していますから、日本の議会制民主主義に口出ししたいところもあるのかなと思わなくもないですが(昔筆者はイギリスに関係あるらしい人が運営する掲示板の住人でした)、日本の状況とは違うだろと今でも思っていますね。
解散の話に戻ると、自分に有利なタイミングで解散しないと、任期が来て追い込まれ解散と必ず言われます。有利なタイミングで解散したら「自分ファースト」、負けるタイミングで解散したらただの馬鹿、解散できなかったら追い込まれ解散ですから、解散するとどんな形でも批判する材料はつくれます。これは誰がどうやっても同じです。今回の安倍首相の解散は敵の体制が整っていないタイミング(民進の混乱、希望の準備不足)ですから、「自分ファースト」を言われましたが、結局は程度問題ですね。不思議と北朝鮮情勢との関連(中国共産党大会前の深刻な暴発は考えにくいとかトランプ政権がいずれは先制攻撃をするかもしれないので(しばらくは先制攻撃しないので)、今の内に解散するとか)を指摘する人は少ない感じです。まぁ単に外交安全保障の知識不足から来るんでしょうが。ですから、結局みんなあれこれ自分に有利なことを言いますから、自分に有利なことをする奴=悪みたいな考えは簡単にブーメランをくらってしまうだろうと思います。
じゃあ解散権無ければ・・・を言う人もいますが、首相の権力を削ったら、議会の権限が強まり過ぎる問題が出るでしょうね。与党が気に入らない首相を首にしようと結束したら、解散権があったら世論を盾に対抗できますが、解散権がないと世論の支持があるにも関わらず、内閣総辞職に追い込まれる首相が出てくるでしょうね。
じゃあ大統領制とか言っても、大統領制には大統領制の欠陥があります。こういう問題は皆がなるほどと思う話で漸進的に改革すべきで、完璧な制度という正義が何処かに存在すると思わない方がいいと思います。
自分に不利なことをあえてする政治家という青い鳥を追い求めてもしょうがないんじゃないですかねぇ・・・。
ねじれ国会になったら、解散して負けるべきみたいなことを言う人もいますが、参院の優越を認めることになり、筆者は疑問ですね。首相は実質衆院から選ばれるなど日本国憲法を根拠に衆議院の優越(ウィキペディア)の慣行が確立していますが、参議院で多数派を占めた方が政権をつくるという意見はこれと明らかに矛盾しますよね。昔散々した主張ですが、日本国憲法は欠陥憲法であり、憲法改正をして二院制の問題をどうにか解決しないといけないという意見で筆者は変わりありません。でも自民党は今参院でも多数を占めていますし、わざわざ権力を手放すようなことはしないですね。擁護するなら、この辺の改定は権力を削られる参院の3分の2を合意をとらないといけないので、憲法9条の遥か上をいく難攻不落の欠陥規定だと思います。自画自賛めいてますが、解決の方法は既に筆者は考えており、憲法改正でも憲法無効でもなく、憲法廃止で新憲法しかないと思います。いずれ日本人もそれしかないと気付くんじゃないかな?安倍首相が何を考えているか知る由もありませんが、憲法改正が自民党の悲願ということでやってきましたから、いきなり廃止は言いにくいのかもしれませんね(中曽根康弘元首相「白寿」を祝う会 安倍晋三首相が救われた大勲位の一言とは… 産経ニュース 2017.5.15 20:01)。簡単に解決する方法としては維新や希望が言っている一院制ですよね。ただこれだと完全に参議院否定ですから、参議院議員が賛成するんだろうかという疑問があります。アメリカ政治を見ていると大統領に強い権限がありますから、そういう感じで首相が参議院の結論を場合によっては否決できれば、たとえねじれて衆院で3分の2を持っていなくてもどうにかなりますよね。あるいは権限を持たずに意見を表明するだけにするとか、何か役割を変えるとかいろいろ考え方はあるんでしょうが、中々に難しい問題です。それは兎も角、自民が自分に有利な主張をしているのと同様、維新や希望も自分に有利な主張をしています。仮に衆院選で勝っても参院で多数派をとってない以上、自公を敵に回してまともな政権運営って非常に難しいんですよね。散々昔ねじれ問題はクソだなと思っていろいろ書いてきましたし、筆者の意見は変わってないですが、まぁ好き好んで権力を手放す奴はいないでしょうね。希望や維新も大変ですよ。
まぁねじれになったら解散すべきとか言っているのはイギリスなどのハング・パーラメント(ウィキペディア)と混同しているような気がしないでもないですね。
>ハング・パーラメント(英:hung parliament、宙ぶらりんの議会)または少数派議会(英:minority parliament)は、議院内閣制の政治体制において、立法府でどの政党も議席の単独過半数を獲得していない状態である。
議会でどの政党も単独過半数を獲得していないと政権運営が安定しないですから、こういう話も出てくるんですよね(例えば、1974年以来のハングパーラメントとなった英国、1年以内に再選挙も(ロイター 2010年5月10日 / 15:19)。イギリスも議会制民主主義の元祖を自負していますから、日本の議会制民主主義に口出ししたいところもあるのかなと思わなくもないですが(昔筆者はイギリスに関係あるらしい人が運営する掲示板の住人でした)、日本の状況とは違うだろと今でも思っていますね。
解散の話に戻ると、自分に有利なタイミングで解散しないと、任期が来て追い込まれ解散と必ず言われます。有利なタイミングで解散したら「自分ファースト」、負けるタイミングで解散したらただの馬鹿、解散できなかったら追い込まれ解散ですから、解散するとどんな形でも批判する材料はつくれます。これは誰がどうやっても同じです。今回の安倍首相の解散は敵の体制が整っていないタイミング(民進の混乱、希望の準備不足)ですから、「自分ファースト」を言われましたが、結局は程度問題ですね。不思議と北朝鮮情勢との関連(中国共産党大会前の深刻な暴発は考えにくいとかトランプ政権がいずれは先制攻撃をするかもしれないので(しばらくは先制攻撃しないので)、今の内に解散するとか)を指摘する人は少ない感じです。まぁ単に外交安全保障の知識不足から来るんでしょうが。ですから、結局みんなあれこれ自分に有利なことを言いますから、自分に有利なことをする奴=悪みたいな考えは簡単にブーメランをくらってしまうだろうと思います。
じゃあ解散権無ければ・・・を言う人もいますが、首相の権力を削ったら、議会の権限が強まり過ぎる問題が出るでしょうね。与党が気に入らない首相を首にしようと結束したら、解散権があったら世論を盾に対抗できますが、解散権がないと世論の支持があるにも関わらず、内閣総辞職に追い込まれる首相が出てくるでしょうね。
じゃあ大統領制とか言っても、大統領制には大統領制の欠陥があります。こういう問題は皆がなるほどと思う話で漸進的に改革すべきで、完璧な制度という正義が何処かに存在すると思わない方がいいと思います。
自分に不利なことをあえてする政治家という青い鳥を追い求めてもしょうがないんじゃないですかねぇ・・・。