美術評論家 岡倉天心が横山大観とともに、羽織・袴といういつものスタイルでボストンを闊歩していたときの事です。
What sort of nese are you people? Are you Chinese,or Japanese,orJavanese?
(あんたら何ニーズだ? ジャパニーズかい、チャイニーズ、それともジャワ人か?)
と現地の若者に侮蔑的なことばを浴びせられました。
それに対して天心はこう言い返しました。
We are japanese gentlemen.But what kind of key are you? Are you a Yankee,or a donkey,or a monkey?
(私たちは日本人紳士だ。あんたこそ何キーなんだい?ヤンキーか、ドンキーか、それともモンキーか?)
天心はユーモアでも外国人を打ち負かすほどの英語力を持っていました。
因みに、ドンキーには「ロバ」という意味の他に「馬鹿者」という意味もあるのです。