三電計装株式会社の社長日記

無線通信分野での事業を通して四国を元気にしたいと思っております。

3倍

2014-02-25 09:47:55 | Weblog
太陽光発電協会は、2013年の太陽電池の国内出荷統計を発表しました。
出荷量は前年の約3倍にあたる750万キロワットで原子力発電所7基分の発電量に相当するとのこと。
固定買取制度と消費税増税前の駆け込み需要もあり太陽光発電業界は盛り上がっています。
当社は、昨日の日記の写真の通り単独で570キロワットの太陽光発電所を建設中です。
3月末には完成し売電開始は6月の予定です。
この発電所は約200世帯分の電力を賄う事が出来ます。
数年先には電力自由化にもなる予定ですし、まだまだ高い蓄電池が将来安くなれば太陽光で発電した電力を蓄電池に一旦充電し安定した電力を供給できる事になります。

もう30年くらい前になりますが、当時NTTが独占していた固定電話を参入しやすし制度にあらため新規事業者が参入し固定電話料金が安くなりました。
当時の宣伝で、0088や0099といった番号を覚えている方もいるでしょう。
それから、携帯電話が普及し固定電話は単に電話で話をするだけの役割から光などブロードバンドを整備してインターネットなど情報通信回線へ変貌を遂げています。

今後の電力自由化でまだどうなるかは分りませんが、新電力が次々に誕生し電力を選べる時代が来るのではないでしょうか?
ただ、電力自由化の先進地であるアメリカのとある州では、安定的に儲からないからこれ以上の発電設備の投資をしないという問題があるようで、電力のピーク時に供給不足になる懸念もあるそうです。
日本では、電気・水・電話はいつでもどこでも使えて当然だと思っていますので今後の制度設計は安定供給し続ける事が基本原則という事を外れないようにお願いしたいですね。
でも、基本原則が行き過ぎると参入の障壁にもなりますし、今後の議論が伯仲することは間違いないと思っております。

コメント
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