松阪市「岡寺山継松寺」で行われる初午大祭、
今年は3月4日(土)宵宮、3月5日(日)本日です、
町にポスターが見かけられるようになりました。
このポスターを描いたのが田中豊美さんなのです。
昭和40年頃、田中さんが25~26歳頃のことだそうです。
勤め先の印刷会社にポスターの注文があり、田中さんに仕事が来たのです。
どうしものかと悩んだ末に得意なペン画で手掛け、
全体を描かず白地を多くして描き上げたそうです。
「今も昔のポスターが使われているらしいね」と田中さんから聞いていたので、
岡寺山へポスターをいただきに行って来ました。
若いご住職は作者のことをご存じではなく、
「描かれている大提灯は50年前に降ろしてしまいました、
夏の祭りにも同じデザインを使っていますから、送ってあげてください」と
2種類のポスターをいただいてきました。
田中さんに届けると大喜び、
「50年以上見ていなかった、懐かしいなぁ」と。
岡寺山 継松寺は、
天平15年に行基ボサツが建てた日本最初の厄除観音の霊場です。
この地方では有名な春のお祭り「初午大祭」
60年近く前から使われ馴染んでいるポスターの描手が誰なのか?
知る人は限られ、ほとんどの人が気に留めることもなかったでしょうね。
今、伝えておかないとね。