「イクメン」という言葉が浸透していますが、これにはほど遠いじいちゃん達。
暇を持て余しているはずなのに家事とは縁遠い人が多いようです。
いつまでも奥様に甘えていると、いざという時困るのは自分。
少し日常を見直してほしいと思い、「家事力診断」を行ってもらいました。
「掃除」ゴミ出し、風呂掃除などしていますか?
「洗濯」洗濯機使えますか?
「食事」買い物行きますか?ご飯炊けますか?
10項目に対し、自己評価と奥様からの評価で成績をつけます。
Gゴルフ仲間のじいちゃんたちに自己診断してもらいました。
皆の前で夫婦で成績をつけてくれた人、
笑いあっての診断ですが、結果は笑っていられない。
持ち帰って奥様と話し合っていただく診断書、
成績の良し悪しを問うよりも、家族で話し合う機会作りが目的です。
10数人が赤裸々に記入してくれました。
この診断書、最後に「家族へのコメント」欄がついています。
「母ちゃんいつもありがとう」「感謝しています」の言葉が並びました。
普段はなかなか口にしない感謝の言葉、文字に書くって良いですね。
結果は
ゴミ出しをしているじいちゃんは半数以上と多いのですが、その他の項目は悲惨。
洗濯機は使ったことがない、炊飯器使えない・・・!!
食事関連はほとんどのじいちゃんが赤点でした。
自己診断に続く第2ステップは、
それぞれの診断結果と処方箋の作成です。
家事の三ツ星を目標に、できることから始めよう!
家族へも「甘やかせないで、褒めて使う」のメッセージを。
手厳しい言葉、でもこれは苦い薬です。
仲間どおしで診断結果の見せあいっこ、
子供の頃、夏休み前の通知表が思い出されますね。
回答の中には家事満点、三ツ星のじいちゃんもいます。
奥様を介護しながらの家事、必要に迫られてとはいえ素晴らしいです。
でもね、先の長い介護を思うとどこかで肩の力を抜いて、
辛さの愚痴も誰かに聞いてもらおうよ。
自己診断、処方箋、
皆でワイワイ、笑いながらのゲームみたいに楽しみましたが、
じいちゃんの当たり前に思っている日常を振り返って欲しいのです。
このプログラムは反省する良い機会だったと喜んでもらいました。
高齢化の進むわが町、考えなくてはいけない問題が山積みです。
公民館とも相談しながら、健康つくり、高齢者の自立を目指す取り組みです。
続いて第3ステップに続きます。
家事の三ツ星を目標に、治療プログラムも準備しています。
赤点の多いじいちゃん達は補習授業への招集です。
じいちゃんの昼飯、略して「じいメシ」のスタートです。
良い事ですね
又赤点の補習事業
いいきっかけがプラスに
素晴らしい活動 ご苦労様です
奥様 そしてご本人も
感謝されていると思いますよ
こんな赤裸々なアンケートや成績表、
笑って見せあえる仲間だから良いんですよね。
お互いの家庭事情も分かり合い、
子どもが遠かったり居なかったり、
じいちゃんばあちゃん達で、
甘えたり助け合ったりしています。