市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

五井小学校視察で思う 学校現場でのICT活用の可能性とは

2019-12-03 | 教育
教育民生常任委員会の視察で、五井小学校を訪れました。
視察目的は「タブレットを活用した授業について」。
3年生の図工と6年生の算数の授業にお邪魔しました。



実は、学校薬剤師として環境検査のためにこれまで幾度も教室にはお邪魔しているので、見慣れたと言えば見慣れた光景なのですが、教育委員会や教育センターの職員から色々とお話を伺いながらの視察はまた違いますね。

35人学級で、タブレットは15台ほど。2~3人に1台で仲良く使います。


市原市では、各学校に基本的に20台ずつ整備。足りない場合は必要に応じて教育センターから借りることもできます。教育センターではフリーの貸し出し用に50台ほど確保しているそうです。

視察後の意見交換の様子。




お話を伺う中で、私がタブレットの可能性を一番感じたのは、特別支援教育への活用や、翻訳アプリを使った日本語の不自由な児童へのサポート。

特別支援教育への活用とは、具体的にはこんなことでしょうか。

NPO法人 支援機器普及促進協会 「特別支援教育でのiPad活用 10年の総括」の資料より

●AEM
AEMというのはAccessible Educational Materials(アクセシブルな教材)といった意味です。

障害のある子どもたちは一般の子どもたちの学力の問題とは別に、その障害ゆえに教育内容にアクセスすることが困難になっている場合があります。
そういった子どもたちが学習へアクセスするための学習教材としてAEMがあります。

例えば弱視のために印刷された教科書やプリントなどを見ることが難しい子どもでも、拡大読書機を利用して小さな字を大きく表示すれば見る事ができます。

肢体不自由のある子どもたちも、コンピュータの中で教科書をめくる事ができれば、他人の手を借りずに自分で本を読むことが可能になります。

同様に、文字の認知に課題のある子どもでも、文字を拡大したり色を変えたり、本の内容を音声で読み上げたりすれば理解することが可能になります。


市原市では学習に困難を抱える子どもに対しては、どんな風に活用しているのかしら?
また改めて視察してみたくなりました。





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