なぜと問わなくてすむように 2021（その９）

なぜと問わなくてすむように　2021（その９）


　　　　　　　
「就園・就学相談会」前のアンケート。

「まだ　歩けないから」
「まだ　話せないから」

「まだ　読めないから」
「まだ　書けないから」

「まだ　トイレにいけないから」


どれにも、「まだ」がつく。

「まだ　コミュニケーションできないから」
「まだ　45分座っていられないから」
「まだ　みんなについていけないから」

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「まだは、いつになったらとれるだろう」？

そう問えば、「子どもができるようになったら」という答えに〇をつけたくなる。


「まだ、をなくすのは誰だろう」？

この問いなら、「親（の覚悟）」という答えも○になる。


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それに一年生になれば、「まだ」をなくすものはいっぱいある。

友だちが、「まだ」をなくしてくれる。
先生が、「まだ」をなくしてくれる。

上級生が、「まだ」をなくしてくれる。
季節が、「まだ」をなくしてくれる。

なにより、この子の笑顔が、親の「まだ」をなくしてくれる。


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相談会後のアンケート。


《なみだが出てしまいました。決められてとてもよかったです。
そうだよなァーと本当、思いました。
そうしたかったので、本当、話がきけてよかったです。

普通級にするか、支援級にするか、通級にするか。
普通級にするのは親のエゴなのか悩んでいましたが、普通級にすることに決められてとても助かりました。》