「みんな、ふつう級から支援級に来るとほっとするんですよ」
先日聞いた、就学前の親を絶妙に揺らす言葉。うまいな~とちょっと感心する。
「就学相談を申し込んで支援級を見学した方がいいですよ。子どもの選択肢を広げるために」
これもうまいなと思う。「普通級は無理」とは言わず、「子どもの選択肢を広げるために」という。
実際、そのお母さんも「そう言われると親は弱い。本人にとって本当はどっちがいいのかと考えてしまう」と話していた。
特別支援にしなさいと言わなくても、「どっちがいいのか」と考えさせることで、相手の目的はほぼ達成される。
「初めての親」は、その選択が「一生の選択肢を狭める」ことを、未だ知らない。
そのお母さんも、私たちの就学相談会を知らなかったら、その言葉をそのまま信じていただろう。
さてと。次は9月11日
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