ワニなつノート

就学相談会のためのメモ(その1)


今年の就学相談会のためのメモ(その1)


今週の土曜日は就学相談会です。

えっ、土曜ってあさってだぁ(>_<)

という訳で、ようやく今朝から
頭が準備を始めました(・。・;



《し》
『就学時健康診断は、子どもへの詐欺』



「就学時健康診断」のお知らせは、
昔は、一枚の紙の「半分」でした。
残りの半分は?
「就学通知」でした。

つまり、「あなたのお子さんは6歳になったので、
義務教育である小学校へ就学することになりました。
そこで、「就学前に健康診断をして、
お子さんの健康診断をします」というものでした。

もちろん、当時も「就学時健康診断」は、
障害児の振り分け、適正就学が目的でした。

でも、実際のところ、そこで「断られる」ような
重度の障害児は、そのもっと前のところで、
そもそも「学校に行ける」などと考えもされなかったのでした。

6歳の秋に、学校で「発見」し、
「お断り」される前に、
「就学猶予」「就学免除」を、他でもない親が
お上に「願い出る」のがふつうだったのです。

ところが、1979年の養護学校の義務化が
決まったころから、一枚の通知の半分だった「通知」が、
2枚の別の「通知」に変わりました。

そう、「就学時健康診断」という半分の通知を
「クリア」した子どもだけに、
もう半分の通知を送るように変わったのです。


「入学通知と健康診断」の一枚のハガキが、
「入学テストと合格通知」に変わったのでした。


《し》
《就学時健康診断は、子どもへの詐欺》


そのことに気づいた人たちが、
就学時健康診断を拒否することを始めました。

私たちも、就学時健康診断の日に、
市内の33の小学校の校門の前で、
「就学時健康診断反対(^.^)/~~~」のビラ配りをやっていました。

そのころは、就学時健康診断を受けても受けなくても、
教育委員会は、障害児の普通学級入学を
なかなか認めませんでした。

ところが、義務教育なので通知を出さないわけにはいかず、
しぶしぶ3月31日になってようやく
「入学通知」を出すのでした。

「3月末まで待てばいいんだよ」と、
私も無責任に言っていましたが、
「確証」のない通知を、子どもの入学通知を、
他の子どもたちはみんな1月にもらっている通知を、
子どもにとってサンタクロースからのプレゼント以上に
嬉しい通知を、もらえるかどうか分からないまま、
3カ月待つことがどれほど辛い月日であったか。

いまは千葉県のほとんどの地域では、
就学時健康診断を受けても受けなくても、
親が「普通学級希望です」と言いさえすれば、
普通学級に入ることはできます。

(もちろん、だまされてあきらめる人は、
いまもいます。)

でも、普通学級に入りやすくなったのは、
就学時健康診断を拒否して、
子どものために3カ月の日々を耐えて
待った人たちがいたからでした。

3月末まで、入学式の前日まで、
入学通知を出さないという嫌がらせをしても、
折れない親の思いを、身体をはって伝え続けた
たくさんの親たちがいたからです。

だから、教育委員会は、
「就学時健康診断を受けても普通学級に入れる」ように
変わったのではありません。

そこで、親と争うことが、
「親の意思を固めてしまう」ことになることに
気がついたからです。

親がそこで、就学時健康診断の詐欺を見抜いてしまうと、
そのことは、特殊教育の「詐欺的な部分」を見抜く目を
持ってしまうことに気付いたのです。

そうなると、学年が上がっても、
特殊学級に移らなくなってしまいます。

3年生になればあきらめるところを、
あきらめなくなります。

「高学年になると勉強も難しくなって、
子どもも自信をなくしますよ。
そろそろ、子どものために、
その子にあった勉強ができるところへ移った方が、
子どものためですよ」

そんな誘いにのらなくなります。

もちろん、中学もそのまま普通学級にいきます。
その上、「0点でも高校へ」などと言い出すのです。

そこで、教育委員会の人たちは、
こう考えたのでしょう。

「しまった(>_<)
早めに親を気づかせてはまずい。

就学時健康診断のところで親に抵抗すると、
親を育ててしまうことになる。

ここは、いったん、親の言うとおりにして、
教育委員会は子どもの味方だと思わせておいて、
入学してから、子どもが壁にぶつかったところで、
《障害児のための場所》をお勧めすればいい。

そうすれば、中学までにはなんとかなるし、
そこでだめでも、就学時健康診断を拒否する覚悟をしなかったら、
普通高校への覚悟はできないだろう。

そうなれば、遅かれ早かれ、中学を終えれば
行き場がなくなって、
特別支援学校に行くことになるのだ。

そこで、適正就学は実現する。。。」



《し》 『就学時健康診断は、子どもへの詐欺』

自分は、「オレオレ詐欺」には騙されないと思っていても、
「被害」は全国にいっぱいあふれています。

自分は「振り込め詐欺」のことは知っているから、
だまされない自信があると思っていても、
相手の手口はどんどん新しく、巧妙になっていきます。

警察もあちこちで注意していることですし、
「振り込め詐欺」と「子どもへの詐欺」には
くれぐれも注意しましょう(゜゜)

(つづく)


PS
投稿してから気がついた。
あさってじゃない…。
土曜日でもない…。
日曜日だった(・_・;)
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