《「わらの家」と「膨大な量の観察学習」》
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3匹のこぶたと言えば、3つの家。
子どもを守りたい親にとって、「わらの家」は一番頼りなく、「レンガの家」が一番頑丈で安全だと思われている。
家の外が「狼の群れ」なら、確かに「レンガの家」から一歩も出なければ「安全」かもしれない。
でも、私たちは「わらの家」を安全にする方法を知っている。
就学相談会はそれを伝えるための場だった。
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《わらの家》
まだ言葉のコミュニケーションを使わない子にとって、「膨大な量の観察学習」と「視覚記憶のファイル」は、将来どれほど役に立つだろう。
そこで必要なのは、好奇心と、身近な生活を学習の機会にできる環境。
「見るべきもの」がなく、「つながる相手」がいなければ、子どもは自分の能力を伸ばすことができない。