《27年目の就学相談会》①
「ふつう学級の障害児」には何が起きていたのか、
「普通高校の障害児」の身に起きたことは何だったのか。
その中身を言葉にしてみたいと思う。
就学相談会も今年で27年目。
相談会のアンケートは何百枚もある。
会から普通高校に入学した障害児も117人になった。
6才の子は、9年後には、高校生になる。
6才の子も、14年後には二十歳になる。
当然、私も年をとる。
でも、そのおかげで見えてくるものがある。
いまの高校生が、6才だった時の親の思い。
いま三十過ぎの「障害者」が、6才だった時の親の思い。
今年6才の子の親のおもい。
…就学相談会のアンケートに書かれてある言葉が、
「おなじ」だということ。
そのことを知っている人は少ない。
就学相談会のアンケートに書かれてある言葉が、「おなじ」だということ。
数年前に感じ始めたことだが、その気づきは年を重ねるごとに鮮明になる。
就学を前に6才の子どもをおもう親の不安…。
それは、「障害」のはなしではなかったと、いまは思う。
じゃあ、何なのか。
うーん、何だろう?
それを知りたくて、これを書きはじめてみる。
(つづく)
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