映画『みんなの学校』 感想
この映画のことで、
いちばん大事なことを
まだ話せていなかった。
映画をみて半年たって
ようやく自分の中の「感想」が定まる。
今まで書いてきたことはうそじゃない
訂正する気もない
映像の中の子どもたちはさいこうだ
学校のなかで、生き生きと生きている
子どもたちの表情はすてきだ
そのとき、その場にいなければ会えない
一度きりの表情を切り取ってくれる
映像ってすごいなとおもう
半年が過ぎても、思い出すたび、
ひとりひとりの
そのときどきの子どもの表情はいとしい
だけどこの映画は、タイトルがちがう
この映画は、「みんなの学校」
ではない
この映画は「みんなの小学校」で
おわっている
この映画のなかの、学力テストの場面と、
中学へのあきらめを肯定する場面は、
この映画のなかの子どもたちを裏切っている
だからこの映画は
一本の作品として失敗だとおもう。
「みんなの学校」だから
子どもたちはわらっていた
でも、中学は違うと教えた瞬間、
中学校も高校も
みんなの学校ではなくなる
「小学校だけ、みんなの学校」
それは、すべの子どもたちを
裏切っている
これが、
「みんなの学校」という映画の
わたしの感想。
◇
映画をみる直前に、
ぐうぜん会った小夜さんからの宿題
「あとで、感想きかせてね」
こんど会ったら
やっと遅れた宿題を提出できる(・。・)
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