昨日は、109人合格記念集会の報告集の編集会議でした。
発行は、とりあえず4月か5月の予定です。
帰りに本屋さんによって、久しぶりに本をいっぱい衝動買いしました。
病気をして以来、初めて、以前のような買い方をしました。
この1年半くらいは、それができませんでした。
本屋に行って、いろんな本を手に取っても、これはきっと読んでる時間がないと思って、棚に返してしまうのです。
石川先生の本やこれはと思うものは今まで通り買えるのですが、すぐに読むかは分からないけど気になる本、というのがなんとなく買えませんでした。
昨日は、いろんな本を手に取りながら、小沢勲さんと竹内敏晴さんが亡くなっていたことを知りました。
お二方ともお会いしたことはありませんが、私の本棚のなかで、若いころからとてもお世話になった方でした。
竹内さんが定時制高校で「演劇」の授業をした記録を読み、その後、偶然その定時制高校に勤めたことがあります。
小澤さんは「やっちゃんがいく」を読んで下さり、やっちゃんのお母さんに本の感想を送ってくれました。
ささやかな縁ですが、私の中では、大好きな本の人と、この世界のどこかでつながっている感じがありました。
…そんなことを考えながら5冊の本を衝動買いすることができました。
◇
いつ読めるか分からないけど、いつかは読んでみたい本が増えること。
病気になる前は、それが当たり前だったこと。
むだになるかもしれないけれど、いま、そのことを知りたいと願う、いまの気持ちを、遠慮しないこと。
それも、生きたい、という思いのひとつだと思う。
できる・できない、とは別の、やってみたい、そうなりたい、という願いや希望を大切にすること。
子どものことでは、当たり前にそう思って生きてきたのに、自分のこととなると、抑制的になる。
そのとたんに、自分の中で、人とのつながりもまた、薄れていくのがわかる。
そう、きっと、子どもに対しても、「できる」だけを求めていくと、「無理かもしれないけれどやってみたいこと」「無理かもしれないけど、夢見たいこと」を無数にあきらめさせる生き方をにつながるのかもしれない…。
◇
竹内さんと小澤さんには、幾度も本の中で助けられてきたけれど、今日もまた、大事なことに気づかせてもらいました。ありがとうございました。
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