向かい合うものに応じての夢のはなし(その3)
《①②③④は何か?》
①は子どものこえ。
②は「医療の言葉」。
②が①を覆い隠すものだった。
人は向かい合う言葉に、応じてしまう…。
だから①が聞こえにくくなっていた。
②の言葉で、子どもを呼ぶから、子どもも自分を②と間違えた。
親も周りの大人も、②を通して、①の声を聞こうと、間違えた。
――――だから、私は間違って向かい合ってきた②を捨てる。
それを手放すために、私は自分がどんな言葉で、何に向かい合ってきたかを、たどり直す。
もう一度、わたしの向かい合いたいあり方で、子どもと向かい合い直す。
「直す」のは、子どもの行動ではない。
直すのは、障害児の行動ではない。
直すのは、障害ではない。
直すのは、この子、ではない。
この子たちを呼ぶ、ことば――だ。
私たちが、この子だと、思わされてきたことば。
向かい合うものは、これだと言われ、素直に、向かい合ってきたことば。
それが、偽物で、この子と出会うことを、じゃましてきた、ものの正体だと気づかないまま。
それが、言葉だ。
医療の言葉。
福祉の言葉。
教育の言葉。
心理学の言葉。
(つづく)
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