ブログ雑記帳

日々の雑記帳です。オストメイトに関することや、パソコン、散歩など、日々の出来事について気が向いた時に書いています。

上野の国立科学博物館と東京国立博物館へ

2018-07-22 18:39:39 | 旅行
21日の土曜日に上野へ。
中野からJR中央線快速に乗り神田で山手線に乗り換えて上野駅で下車。

人が多い。危険な程の暑さなので、野外より美術館、博物難などに人が集まるのだろう。
国立科学博物館では昆虫の特別展が開かれていた。

昆虫展は国立科学博物館では初めてとのこと。子供には恐竜などの大きな生物の方が、人気があるのかもしれない。
昆虫は古生代から地球上に栄えてきた生き物とのこと。但しほとんど陸上のみで海に進出した昆虫は少ないようだ(川や湖の中には多い)。
2メートルもある巨大な昆虫の模型にびっくり。

実際には昆虫はすべて小さく、古代の大きな昆虫でも、羽を伸ばしても1メール以内だったようだ。しっかりした骨がないので体が大きいと支えられないのかもしれない。
昆虫の化石は原型をとどめにくいが、奇跡的に?琥珀の中に閉じ込められた昆虫の化石は保存状態が良いとのこと。

色が鮮やかな美しい蝶などの標本や、逆に意味不明の奇妙な形をした昆虫標本も展示されていた。

昆虫採集の網やそれを用いた採取の様子のビデオ放映も。少し原始的な採集方法と感じた。

昆虫の生態を示す漫画も。けんかの仲裁をした後、食物を盗み取るといった奇妙な行動をする虫もいるようだ。

昆虫コレクションを寄贈したコレクターの中には大作曲家のスメタナの子孫もいる。日本の科学博物館の手に入ったのは不思議だ。

最近は写真だけでなくマイクロCTや3D映像も研究・展示に駆使されている。

蛍光を発する蛾の繭糸を用いた蛍光シルクのドレスも展示もあった。

球体内部の壁全面をスクリーンとする360度全天球型の映像シアターで、「恐竜の世界」や「人類の旅」の映像作品を見る(球体の内部で見る)。10分ほどで短いが迫力は満点。

隣の東京国立博物館へ。

平成館では縄文の土器を中心とした特別展を開催。

縄文土器を美術品として捉える展示会。ただし展示品は地方の資料館や教育委員会所蔵のものが多く、美術館所蔵のものは少なかった。縄文土器は余り美術品として認識されていないようだ。

平成館の常設展では考古学資料を展示。
三角縁神獣鏡、埴輪、銅鐸(国内最大)などが目につく。
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熊本県の江田船山古墳出土の太刀には雄略天皇の名が記された銘文があり、当時からヤマト王権の支配が広がっていたことを示すとされている。

本館の常設展の展示室はまともに見ればきりがなく、また、何回も見ているので、駆け足で通り過ぎる。
高村光雲の老猿、長船長光の太刀、伊藤博文、勝海舟の書、など。


浮世絵はいつになく、やや色っぽい作品も展示。

裏の日本庭園は見事だが、暑さのためか観賞する人は少なかった。