企業小説「トヨトミの逆襲」
久々に企業小説を読んだ。題名は「トヨトミの逆襲」(梶山三郎著)なのだが、梶山三郎とはペンネームで実態は不詳とのことだ。
そもそも、この40年、小説やドラマで実話を元にした企業小説というのは結構好きなジャンルで、初めて触れあったのは、城山三郎氏か山崎豊子氏かどちからだったろう。それぞれ、「官僚達の夏」とか「白い巨塔」など、大変興味深く読んだし、その後も「粗にして野だ . . . 本文を読む
車両保険全損で必ず損保は全損車を引き上げできるのか?
※保険代位と一部保険
昨今は車両保険もしくは対物保険でも、全損となった場合に、提携する業者なりに車両を引き上げることがなされているのだが、このことの意味と一部暗部になろうことも加味して記してみたい。
1.保険代位という考え方
ここで、保険代位とは、損害保険において保険会社が契約者(被保険者)に対し保険金を支払った場合、一定の要件の下に、 . . . 本文を読む
中国経済とGAFAの没落
誤解を怖れずに記せば、近年のグローバリゼーションの端緒を作ったのがインターネットの環境であり、その技術を最大限に駆使してグローバリゼーションを生み出したのがGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)の巨大IT企業だろう。そして、正に、そのグローバリゼーションの中で、安い製品を生み出す生産地として経済拡大したのが中国ではないのだろうか。
ところが、GAF . . . 本文を読む
小野田寛郎(ひろお:2014年91才で死去のことは拙人ブログでも過去に何度か触れている。(下記参照))小野田氏はルバング島での30年近くの孤独な生存の後に帰国するが、日本の余りの変わりよう(これは技術文明の変わり様でなく日本人の気質のこと)に嘆き悲しみ、ブラジルに移住し生活を続けた。そして、ブラジルでの酪農事業の一定の成功と安定を得た後、時々に日本に帰りつつ、日本の子供達を対象に「小野田自然塾」 . . . 本文を読む