2008年4月11日に、静岡県内の東名高速道路下り車線を走行中の観光バスに、対向車線(上り)の大型トラック(イズズ製らしい)から脱落したタイヤ(ホイール付き)が転がり、中央分離帯を乗り越し、対向の観光バスに激突する事故が生じた。被害バスの写真を見ると、運転席上部のガラスとルーフ部が変形しているので、脱落したタイヤは高さ4m以上まで飛び上がっていたことが判る。おそらく中央分離帯を乗り越える際に、飛 . . . 本文を読む
クルマの事故は、人、車、環境の三要因によると云われている。この内、クルマそのものに内在する欠陥に起因するものは、リコール対策などの処置で対応はなされるとはいうものの、その根源はエンジニア(設計者、整備者など)の良心に掛かっていると思うのだ。このことは、東北震災でチェエルノブイリを越える壊滅的破壊を生じ、未だに対処的対策などに莫大なコストを投入しつつも、明確な安全性など打ち出せないままでいる原発で . . . 本文を読む
バックラッシュとは、クルマに限らずだが、複数ギヤ間における遊び(隙間)のことを指す。バックラッシュは設計時点において適正値が決められるが、そもそもバックラッシュゼロにすると、ギヤ歯間の油膜が作られず、歯面焼き付きを生じる。しかし、経時的なギヤの摩耗などに伴いバックラッシュが増大すると、ガタ打ち音など騒音の増大や、ギヤ歯の欠損を生じる要因となる。
なお、トルク(回転)変動のあるギヤ間では、バッ . . . 本文を読む
時々図書館に通い、都度数冊の本を借りて来るのだが、このところ読書ペースが低下し、読み切れずに返却することが多くなってしまった。そんな中、過日借りた「海のように、風のように」(桜井淑敏(よしとし)著)だが、総250ページ程の本だが、ほぼ丸1日で読み切ってしまった。この本は、著者自身が、ホンダF1チーム監督としての経験を記すものだ。内容は、自社(ホンダ)での体験や、そして私自身も大切にしたい「挑戦」 . . . 本文を読む
一般的な乗用車において、AT車(機械式AMT含む)のブレーキペダルは、MTより大きく設計されている。これは、右足でも左足でもブレーキペダルを踏み易い様な配慮であろう。実際、AT車に乗れば判ることだが、急な坂道発進とか、積載車への微速乗り入れ、微速での突起乗り越しなどの様々な局面において、左足でブレーキを踏みつつつ、右足でアクセルを踏み込む必要を感じる場面は多いのだ。
だだ、通常のブレーキ操作に . . . 本文を読む