今年は単独で、槍ヶ岳登山を目指す事としました。
コースを検討している中で、まだ登った事のない前穂高岳につながるルート、槍ヶ岳から並ぶ3000m級の山を縦走したいという事、また槍ヶ岳に上る東鎌尾根をもっと先から、そんなわがままなルートを考えて中房温泉を登山口として燕岳、大天井岳、西岳、槍ヶ岳、その後は天気次第という事で、宿が混まないと予想した平日を狙っていってきました。
博多駅を19:25発の新幹線で新大阪へと向かいます。
新大阪を22:47発し、安曇野穂高で下車しました。
下車したのは05:10。
ここから「中房温泉」行きのバスは06:40発。かなり待ちます。
1時間以上も待つ事になるので一緒にバスを降りた他の方相談し、3名で「タクシー」に乗って中房温泉まで行きました。
ちなみにタクシー代は7400円。ひとり2500円弱で、バスの1700円と比べると高いですが、1時間程度の時間短縮ができたと思えば価値がありますね。
タクシーはこの登山口まで運んでくれました。ここから燕岳を目指します。
疲れがピークに達する頃到着する「合戦小屋」です。
スイカ一切れ(800円)が楽しめます。聞くといろんな人が食べたとおっしゃってました。
私は朝食代わりに「豚汁(600円)」を、これが美味しい!
他にペットボトルの水2L(800円)は高いと思いましたが、なければ私が干からびてしまうので買いました。
どのくらい登った所だったでしょうか、槍の穂先が覗いていました。
振返ると遠くに富士山の頭部分が見えていました。中央に小さく見える山です。
合戦小屋からはさほど距離はなく燕山荘が見えました。
燕山荘の前に荷物を置いて燕岳に向かいます。
途中、石を積んだ場所があったり、
メガネ岩というのがあったり、
すぐに「燕岳」に到着しました。
しかし、表示が小さい!
振返ると今来た道と、荷物を置いた燕山荘、そして今日の目的地「大天井岳(おてんしょうだけ)」が見えます。
視界をずらすと、明日の目的地の「槍ヶ岳」も見えます。
燕山荘に戻りました。
ここは日本一泊まってみたい山小屋という噂です。
登山の時は、お腹が減ると力が出ません。
燃料補給のようにカレー(900円)を頂きました。これがうまい!
さて、出発です。
時間は12:20分ごろ、コースタイムでは3時間40分なので16時過ぎには到着できる見込みです。
なだらかのように見えてかなりハードでした。
中にはこんな楽しい箇所もあります。
ずいぶん歩いたはずなのにまだ3.5kmもあります。
あと少しという処に、こんな急階段が現れ行く手を阻みます。
最後の400mはくたばりました。
思わず「着いた~」と声がでた程です。
夕方、歩いて10分の「大天井岳」に行く前には外気温は10℃。
山頂付近では水も貴重です。
宿の予約をするときに「肉と魚はどちらがいいですか?」と聞かれました。
迷わず「肉」を選びましたが、正しくは「ハンバーグとサバ煮」ですね。
でも美味しかった。
宿では2枚の布団に3人で寝ました。
いびきの大合唱に私も参加していたのかもしれません。
となりのAさんごめんなさい。