yuyuの日々

yuyuの日々の出来事です

帝国ホテル 朝の静寂

2020-01-21 07:22:38 | yoyoの日々
静かな朝を迎えました。


皇居を望む部屋でした。


昨日のまったくのお上りさん気分。


と、泳ぐクジラ


静寂な空間で仕事も進む・・・


少しここで暮らしちゃう?なんて言いながら

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新春のお能は観世能楽堂「三笑」と「大般若」

2020-01-21 07:16:48 | yoyoの日々
とても楽しめました。

が、お能の難ししさが凝縮してしまったような演目でした。

まず三笑ですが。
そもそも面を使って笑いの表現は難しいテーマだと思います。
以前、お能の某解説者が「お能は観客が感じるものを大切にするために、事前に色をつけてはいけない」と話されていました。
今回の解説者は、元アナウンサーでもあり非常に流暢なお話で「何が笑であるか」などの種明かしをしていただきました。
この対比的な両者の手法は、それぞれ理解できるのですが、
もしもわたしが解説するのであれば・・・
「お能の表現では、笑がとても難しゅう御座います。そこである特徴ある動作で笑を表現しています。皆様には何が笑であるのかを演者とともに堪能していただければ幸いです」と。

ストーリーとしては、3人の老人が山中で杯を交わして笑いあうと言う単純な設定です。
・・・が、3人の調和が難しいですね。
技量に、松竹梅がありすぎて、松はその名もその通りの方なのですが、竹と梅が松には及ばないと言うことが見えすぎてしまいました。
もしも、松の老人が中心となり、水戸黄門のようにかっかっかと言う笑いの表現があり、他の二人が訪ねてきてよござんしたみたいなストーリーができればねえ・・・

大般若ですが。
これは、地味な三笑に対比させてとても華やかな演目でした。
まずお囃子がいいです。
大鼓の勢いが良すぎて、これを察した小鼓の抑えた調和が、大鼓を盛り立ててシブいなと思いました。
笛はね、これはこれでよかったのだけど、少し気力を込めすぎているような感じがして、まあ人それぞれの感性ですから・・・

これに対して、地謡はやや役不足を感じてしまいました。
以前に、すごい地謡を聞いたことがあるので、まだそれが耳に残っていて・・・
表現としては、引っ張りが弱いので音が分散した結果、緊張感が欠けるので、澄んでいると言うレベルが足りなくなったと言うようなイメージです。

前シテがよかったのはもちろんですが。
飛天のツレの二人が、この演目では一番見ごたえがありました。
「心」があっていて、非常に美しい演技でした。
この二人で「二人静」を演じてもらえないかなあ。

これと逆なのが龍神のツレです。
二人の差が歴然としすぎていました。
動きを追おうとしてしているように感じる点が気になりました。

と言う私。
お能など全く素人です。
感じ取ったままを書いているだけなので、ご了承下さい。

お能ってどんな稽古をするのでしょうか。
どうして舞台に立っているだけでその人の技能の違いが見えてしまうのでしょうか?
それがものすごく不思議です。
それは「心」なのかなあ・・・。

それにしても後シテが、少しカブいちゃったかなと・・・
頭上の龍がねえ。
もしかするとお稽古のときには、頭上の被り物は装着していなかったかも?
バランスの悪い重量物に振り回されているように見えました。
龍などなくても龍の迫力を出せる方なのに少し残念です。

もちろん十分に楽しまさせていただいたのですが、期待を込めて好きなことを書いてしまいました。





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