雪中貯蔵酒 龍ヶ沢

冷蔵庫の中で眠っている酒を思い出して昨日飲んでみた。

先日、会津鶴ヶ城の桜を見に行ったついでに酒蔵を見学しようとなり、急遽、磐梯ゴールドラインの入り口付近にある栄川酒造へ行ってみました。工場の入口にはゆっ蔵という工場の直売所があり、そこを訪ねるとゆっ蔵女将の由美子さんが工場を案内してくれることになりました。ちょうど訪れた若い美女二人と一緒だったので楽しい工場見学になりましたね。若い女性でも日本酒が好きな人がいるんですね。

酒の仕込みは冬が本番だそうで行ったときには終わっていました。今は瓶詰と出荷作業がほとんどだそうです。新しい工場で震災にあってもほとんどの酒は無事だったそうで、倉庫に山積みされていた酒も耐震構造のため一本も割れなかったと言ってました。でもゆっ蔵の酒は全滅だったそうです。

カメラと携帯を忘れて行ったので写真は撮れませんでした。残念！！

いろいろと冷やかしながら買ってきた酒は、「特別純米生貯蔵原酒　龍ヶ沢」。雪中貯蔵酒といって一年で一番寒さが厳しい１００日間雪の中に貯蔵した酒で、自然の貯蔵所の中でゆっくりと熟成させたものだそうです。４合瓶で2000本限定。限定販売で本来は予約で販売しているそうです。雪の中から取り出したばかりなので直売所でも数量限定で販売しているそうです。購入できてラッキーでした。

本年仕込みの特別純米酒の「初搾り」を原酒のまま一度だけ火入れをして瓶詰したものを、敷地内の特設雪山に貯蔵し温度変化の少ない氷温の雪の中で静かに熟成させました。と書いてあります。原酒なのでアルコール分は18%と高いですね。１本1500円。由美子さんに「冷蔵庫に冷やしておいてね」と言われたので、冷蔵庫に入れたまま忘れていた。

昨日、ビール買うの忘れて帰ってきたので思いだし飲んだ見た。スッキリとした辛口と言っていいのかな？原酒なのに甘さがなくスッキリしているのがいいですね。最近あまり日本酒飲んでなかったけど濃厚でおいしい酒ですね。貴重な酒なので１日一杯にしておこう！！

その他に、由美子さんおすすめの梅酒。以前日光に行ったときに日本酒に漬け込んだ高級梅酒を購入して飲んだらうまかったので買ってみた。１本1050円。日本酒の原酒に丸ごと梅を漬け込んで作っているそうです。アルコール分14%とやはり日本酒と同じですね。飲んでみたけど、日光で買ったものよりちょっと甘さを感じますがスッキリしてますね。ロックとかで飲んだ方がおいしさを感じるかもしれませんね。そのままだとちょっと濃い感じです。

会津は酒蔵が多くおいしい酒がいっぱいありますね。

ブログをご覧の皆様、福島県のおいしい酒も風評被害で売れ行きが悪いそうです。販売している福島県の日本酒は安全ですので、酒店で日本酒を購入する際は、酒蔵復興のためにぜひ福島県の日本酒をお買い求めください。よろしくお願いします。

プラス思考

震災後は何かやらなければならないことがあると、なんかマイナス思考になってしまいますね。あの埼玉スーパーアリーナで避難生活を送ってからのような気がする。

なんかおっくうになったりやる気が出なかったりで取り掛かりが鈍いです。

以前は、マイナス思考になる前に「やらなければならない」としか考えていなかったような気がするんですが、最近は年のせいか体が思うように反応してくれないですね。

「できるわけない」「やりたくない」なんて考えたことないのに最近は最初にその言葉が出てくる。もっとプラス思考になる方法を考えなくてはならないな！！

以前、妻がどこかから仕入れてきて、トイレの中に貼ってあるプラス思考になる暗示があります。「毎日これを読め！！」と嫁にいわれてから毎朝トイレに入ると必ず読まされてしまいます。毎朝絶対目につくところに貼るなんてよく考え付いたよな。座ったら目の前にきて絶対に読むようになる。

プラス思考講演家、阿奈靖雄さんのことばですが、マイナス思考をプラス思考に変える暗示だそうです。そういえばなんかあると「できる　できる　できる」が自然と頭の中にあらわれるような気がする。自然とマイナス思考をプラス思考に変える暗示が身についているのかもしれない。

会社でも地域でも何かの組織でもリーダー的な存在になると何があっても逃げることができないですから、「やりたくない」と思ってもやらなければならないのでマイナス思考に陥ってもすぐにプラス思考に転換できるように習慣化していないとだめですね。

これからちょっとプラス思考になる方法を考えてみよう。

そして、毎朝トイレでこの暗示を３回は繰り返そう。そうすればきっとできるはずと思うはずだよね。

できる!!　できる!!　できる!!　うまくいくと信じきれば　必ずうまくいく　必ず道は開けてくる　俺はそう信じる！！

電力復旧

大津波で壊滅的な被害を受けた東北電力原町火力発電所の復旧が急ピッチで進んでいます。

現在復旧作業に従事している作業員は３０００人程度と聞きます。我々の仲間のサダ君も新潟から来て頑張ってますね。今年中には送電できるようにしたいと言うことです。主に石炭を燃料にしていましたが震災の影響で石炭の荷揚げができないと言うことで、当初は軽油で運転するようですね。電力が切迫してますので早期回復を祈りたいと思います。

でも、東北電力は東京電力と違って電力料の値上げは考えていないみたいですね。被災地を抱えているので赤字でも頑張っているんでしょう。

私が毎日通勤している途上でも送電線の復旧が急ピッチで進んでいます。

ここに立っている鉄塔のほとんどが津波で流されてしまったんですよ。恐るべき破壊力ですね。今はほぼ以前の形に復旧しています。何もなくなったところに送電線の鉄塔だけが立ってます。

今年は震災の復興元年としてますが、復興の形がやっと見えてきています。旧警戒区域でもがれきの撤去やインフラの整備が急ピッチで進んでます。放射能が高いところを別として震災からの復興は進んでいるような気がやっとしてきましたね。

見かけは復興してきているようでも農業や水産のように放射能の影響が大きいところは難しいですね。でも、何でもいいから前向きに進んでいるということは明るい兆しが見えてきたということですよ。これからの復興に期待しましょう！！

ディスクゴルフの日

今日の朝８時１８分頃突然携帯のエリアメールで緊急地震速報のアラームが鳴り始めました。会社で全体朝礼中だったので突然ピーピーなり始めたアラームには参りましたよ。でもあれだけ盛大になり始めると本当に危機感がありますね。避難できるように扉を開けたりして強い揺れに備えたのですが、全然揺れなかった。これってもしかしたら誤報？　でもみんなの顔は真剣そのものでしたね。１年２か月前のあの経験をしたら当然ですね。誤報でよかったんです。

昨日は毎週恒例のディスクゴルフを楽しむ日でした。

いわきから西村パパとアズMAXが参加。いわきオープンの準備に来たついでにみんなと久し振りにヘラヘラしながらディスクゴルフを楽しみました。天気も最高のディスクゴルフ日和でしたので１０名も集まってしまいましたよ。久し振りににぎやかでしたね。天気があまりにもいいので来園者が心配でしたが、ディスクゴルフを見慣れてきたせいかみんな協力的ですね。

６ホールを設定してスコアもつけないでひたすら周回を重ね、６ラウンドの全３６ホール。さすがに３６ホールを一気に回るのは口も体も疲れますよ。わずか３時間程度の時間ですが楽しく充実してますね。毎週日曜日の午後は雨が降らないのを祈るだけです。

今回はO井パパの舞です。放射能に汚染された田んぼの草刈りで疲れた体ですが楽しそうに踊ってますね。

終わって撤収が済んだところに竹ちゃんが現れました。久しぶりなので言葉が弾んでましたね。その後に山梨県に避難中のY本パパがひょっこり現れてまた話が弾んでしまい、結局撤収後に１時間位話し込んでしまいました。みんな久しぶりなので話すことが多いんですよね。

みんな集まってワイワイ楽しみたそうなので、日曜日に事業が重なりできないときには土曜日とかに企画しますか。

来週の２０日も雨が降らなかったら１３時に東ヶ丘公園に集まりましょう！！

はじめての方でも歓迎ですよ！！　興味があったら気軽に声をかけてください。

野馬追の里ひまわりプロジェクト

相馬野馬追の里・ひまわりプロジェクトの事業がいよいよスタートしました。

このプロジェクトは「太田地区復興会議」が中心となり「相馬野馬追の里おひさまプロジェクト」実行委員会として進めています。原発事故により２年間稲の作付が見送られましたが、やる気を失っている被災農家の復興意欲を高めること。そして、通常であれば相馬野馬追の行列が太田神社より、暑い日差しの中青々とした田園の中を威風堂々と祭場へ向かうのですが、荒れ果てた田園地帯ではせっかくの祭りが盛り上がらないのではないか。ということで、ひまわりを植えて相馬野馬追を盛り上げようと企画されました。

その第一弾として１２日(土曜日)午前中に多くのボランティアが集まりひまわりの種まきを実施しました。

相馬太田神社の南側道路(旧国道～常磐線付近まで)約2kmの両脇にある田んぼ20haにひまわりが植えられます。

今回は、相馬太田神社の南側田んぼ90aに種まきを実施しました。30aの田んぼ３枚でこの看板の掲げられている３枚の田んぼには「き・ず・な」と名前が付けられていました。この３枚の田んぼにはボランティアにより直接種まきが行われましたが、後の約19haは機械により種まきが行われるようです。

やはり管理しなければきれいな花が咲かないと言うことで、定期的にボランティアを募集し管理していくようです。次の協力依頼がありました。

６月から田んぼの除草や水はけを良くする作業をするようです。私も６枚の田んぼを協力しているのでそれぞれ除草等の管理を続けなければならなくなりました。水田と違って雑草がすごいでしょうからちょっと大変な作業ですね。７月に開催する相馬野馬追祭まで頑張るしかないですね。

ボランティアを募集してますのでご協力をお願いします。

国の調査では、ひまわりを植えても除染に効果がないと言ってましたが、国の調査方法はひまわりが咲いた時に刈り取り調査しているので、セシウムがひまわりへ移行する量が少なく出ているそうです。ひまわりは種にセシウムを取り込むそうで、民間の調査では効果が大きかったと言ってました。その他にも菜種や大豆でも効果が確認できたそうです。今回植え付けたひまわりも収穫して種から油を搾るそうです。種にセシウムを取り込みますが、油にするとセシウムは検知されないそうです。搾った油を販売していくらかでも生産者に還元できればと言ってました。米の作付ができない地域でもひまわりや菜種、大豆を栽培して油を生産する方法で、農家にやる気を起こさせようと頑張っている方たちがいるんですね。我々も黙ってないで頑張らねばになりません。

このブログでも経過を紹介していこうと思ってますのでご期待ください。

最後に後援している高ライスセンターの「多珂うどん」がふるまわれました。

「多珂うどん」は高ライスセンターが栽培した地元産小麦粉「きぬあずま」100%で作られています。こしが強いうどんで温でも冷でもおいしいですね。原発事故の影響で取引が激減したそうです。今販売しているのは原発事故前に収穫された小麦粉で生産されているので安全だそうです。大変おいしいうどんですので南相馬にお越しの際にはお土産にいかがですか？　道の駅や市内のスーパー等で販売しています。

支援ディスク

昨日、岡山県の吉岡さんご夫妻から福島県ディスクゴルフ協会へたくさんの支援ディスクを頂きました。

本当に感謝申し上げます。

吉岡さんご夫妻は個人で支援活動をされているそうで、多くの方々から協力を頂きディスクを集めて被災した県へ送っています。

福島県へも写真のように多くのディスクやTシャツ、ミニディスク、ステッカー類を頂きました。ご支援頂きましたものは、福島市といわき市、南相馬市で開催する復興祈念大会の賞品として大切に使わせていただきたいと思います。ありがとうございました。

これまでも多くの皆様からご支援を頂いております。そのご支援に報いるためにも、まだまだ震災前のような活動はできませんが、福島県からディスクゴルフが消えないように頑張らなくてはなりませんね。小さな大会でもいいからみんなを集める企画をして盛り上げていきたいと思います。

吉岡さんご夫妻のプロジェクトに賛同いただきました皆様をご紹介したいと思います。

DD-JAM様

グルーブ

兵庫県浜の宮マンスリー実行委員会様(代表　高山様)

和歌山大学様(代表　大島様)

新潟県様(代表　小幡様)

佐賀県様(代表　武藤様)

福岡県様(代表　梶山様)

個人

兵庫県

寺角様・八木様・藤井様・岡上様・吉田様・鈴木様・上田様・塚崎様・前川様

東京都

原嶋様・諸岡様・田村様

高知県

大崎様・大石様

栃木県

六本木様

茨城県

大島様

滋賀県

加藤様

福岡県

梶山様

我々福島県のディスクゴルフ愛好者のためにご支援頂きありがとうございます。この場をお借りして御礼を申し上げます。

ドリップコーヒー

毎朝コーヒーを飲む習慣がありますが、インスタントではなく必ずレギュラーコーヒーをドリップして飲むようにしています。

以前は行きつけの喫茶店があり、そこのブレンドコーヒーを購入して飲んでいたのですが、店を閉めてからはなかなかおいしいコーヒーに巡り合うことができずにいました。そんな時に通信販売の「ブルックスコーヒー」のチラシを見て購入してみることに。その当時はレギュラーコーヒーを100gパックで販売していたので、いろいろな銘柄のコーヒーを購入して自分でブレンドしながら飲んでいました。100gパックなので開封したての香りがいつも味わえましたね。

それがしばらく続いていたのですが、なんか通販が面倒になりスーパーで安いコーヒーを買ってドリップしていました。先日、ネットの検索ページで「ブルックスコーヒー」の広告が出ていたので思わずクリックしてしまいました。

今はドリップバッグコーヒーが主流なんですね。袋のイメージがおいしそうに見えるし、以前購入していた時にも間違いなくおいしかったので思わず注文。それが先日届きました。なんと夜遅い時間に注文したのに次の日には届いていましたよ。どういうシステムなんでしょうね。すごい！！

お徳用の創業記念セットで全７銘柄175袋で4980円、安いのかな？　ブルーマウンテンはやっぱり高いみたいですね。

１杯分毎袋に入っているのでいつもひき立ての香りが楽しめるし、その日によって違う銘柄のコーヒーを味わうことができますね。

毎朝違うコーヒーを楽しんでいます。やっぱり一番はブルマンかな？

楽楽中華 あじくら

土曜日に孫たちが帰ってきたので、夜の食事は「楽楽中華　あじくら」で食べることにした。孫たちはこの店が好きなようでいつも「あじくら」がいいと言う。

あじくらはいつ行っても混んでますね。早い時間に行かないと席が取れないくらいですよ。この日も予約なしでは無理でしたね。

上の孫が大好きなエビチリ。いつも決まってエビチリを頼みます。下の孫はお子様ラーメン。これも決まってますね。

娘は台湾ラーメン。この店一番の人気だそうです。しゃきしゃきしたもやしがいっぱい入ったピリ辛スープでおいしいですね。俺も昼に行ったときは注文します。その他にカボチャ揚げを注文。これもカボチャを揚げて砂糖をまぶしてあるだけなのになぜかうまい。

俺と妻はビールを飲みながらつまみを注文。

山椒麻婆豆腐とチャーハン。チャーハンに激辛の麻婆豆腐をかけて食べると激ウマですよ。ビールがすすむこと間違いなし。そのほかに楽喜ギョーザを注文。この餃子もジューシーでおいしいですね。

そのメニューとビールだけで充分なのですが、この日はもう一品激辛メニューを注文。「シャン　ラァ　ユイ」と言って白身の魚のフライを山椒をたくさん使ってネギなどの香味野菜と炒めたものです。これは本当に激辛なので「お子様はご注意ください」と書いてあります。店員にも「辛いけど大丈夫ですか」と言われ、酔った勢いで「大丈夫にきまってっべ」と言ってしまった。見た目は全然辛そうに見えないのですが、匂いを嗅いだだけで辛さを感じます。一口食べただけで火を噴きそうになるって本当ですね。一口で生中１杯いけますよ！！　大騒ぎしながらビールをがぶ飲みしながら二人で食べてしまいました。唇が痛かった！！

店もなんとなく時代を感じさせられる雰囲気があり、若者も年配の方も入りやすく居心地がいい感じですね。メニューも豊富で飽きが来ないですね。宴会もリーズナブルな価格です。そういえばディスクゴルフの新年会をやりましたよ。料理の種類も多くボリームもあり格安でしたから満足でしたね。今度は激辛「香辛魚」にチャレンジ飲み会をやりましょう！！

あじくらさんは震災後に早く店を再開してくれました。インスタントラーメンしか食べていなかったので食べたラーメンは涙が出そうなくらいうまかったですよ。

松川浦

今日は午後からディスクゴルフを楽しむはずだったのですが、突然の嵐で中止になってしまいました。残念！！

昨日は、津波の被害を受けた松川浦の叔母の家を約１年ぶりに訪ねました。昨年の４月にがれきの撤去と床下の泥の掻き出しを手伝って以来でしたのでどれだけ復旧したのか楽しみでした。

叔母の家は松川浦のメイン通りから少し入ったところにありますが、家の前にあった建物がすべて撤去されており、目の前に多くの漁船が並ぶ港が丸見え状態でしたね。家の方もきれいに修復されていて震災前と変わらぬ生活をおくれているようなので安心しました。とても１階部分が水没したとは思えないくらいですね。

松川浦の通りも見違えるようにきれいになっていました。昨年の４月に行ったときには、がれきだらけで片側しか通行できなかった道路も元の状態に戻っていたし、倒壊した家屋や店舗もきれいに片づけられていました。旅館やホテル、食事処は営業を再開しているところが多くありましたね。連休なので多くのお客さんが訪れているようです。

港には多くの漁船が停泊していました。こんなにも多くの漁船があるのかと思われるほどですが、相双地区の漁港が使えない状態なので全て松川浦に持ってきているそうです。今は漁業も原発事故の影響で休漁状態なので、海のがれき撤去をしているそうです。松川浦の太平洋に面している大洲地区は松川大橋から磯部へ抜けるきれいな道路だったのですが、いまだに修復されず通行できないそうです。昨年の４月には波が松川浦に入ってきていましたが、仮の防護堤でふさいでいるみたいですね。でも白波が見えていました。

津波はこの松川大橋を超える勢いで襲ってきたんですね。松川大橋を降りたところから道路が消失しているそうです。通行はできませんね。

松川浦の旅館や飲食店11店舗では、４月２８日から「松川浦復興チャレンジ丼」として、海鮮を使った各店オリジナルの丼ぶりの販売を始めたそうです。原発事故の影響で地元では漁をしていないので、海産物はすべて北海道や県外産をしているそうですが、頑張って以前のにぎわいを取り戻してほしいですよね。

南相馬でもそうですが、地元産の海産物がありませんので高いですよね。震災前のように新鮮で安く、おいしい魚はいつになったら食べられるんでしょうね。

田んぼの除染

南相馬市の５月ゴールデンウイークは例年だとほとんどの農家で田植えが行われている。しかし、原発事故による放射性セシウム拡散の影響で昨年から草原化した田んぼが広がるだけになってしまった。

県や日本原子力研究開発機構（ＪＡＥＡ）の実証試験では、構造物の除染技術に一定の効果が見えた一方で、農地除染は課題が山積しているそうです。放射性物質をなくすには表土除去が最も効果的ですが、大量の廃棄物が生じます。住宅除染は一律の対応が難しいのが実情で、山林の除染技術は手探り状態が続くそうです。

県によると、１０アールの農地で厚さ５センチの表土を除去すれば、廃棄物は５０トンに上る。我が家で耕作している田んぼは1.6ヘクタールなので、単純に計算して800トンの廃棄物が出ることになる。１つの集落から出る量は膨大ですので、広大な仮置き場がなければ表土除去は事実上不可能」でしょう。

南相馬市でも昨年度の作付は見送られたが、農地を耕し荒らさないようにということで田んぼを耕してしまった。これらの農地は耕したことで放射性セシウムが土の内部に入り込んでいるため表土除去の効果はない。このため、表面から１５センチ程度とその下の１５センチ程度を入れ替える「反転耕」か、通常より５センチ以上深く耕す「深耕」で対応することになる。県によると、いずれも放射性物質を除去せず封じ込める対策のため、放射線量がゼロにはならないという。反転耕は封じ込め効果は高いが、土壌の厚さが３０センチ以上なければ実施できない。県は反転耕か深耕で土壌に含まれる放射性物質の濃度を下げ、その上で農作物の吸収抑制対策を施すことで安全性を確保したい考えのようです。吸収抑制には、鉱物のゼオライトやカリウム肥料を農地に散布する手法がある。県の試験では、ゼオライトを使うことで、土壌の放射性物質の濃度は半減した。県はさらに効果的な技術を探ろうと民間提案型の実証試験を行ったが、現段階で民間企業が提案した物質は、いずれもゼオライトに比べて効果が下回った。現段階で農地の除染に「決め手」はなく、県は「民間企業や大学の今後の技術開発に期待するしかない」としている。

我が家の田んぼでも「反転耕」が先ほど行われた。以前から「反転耕」しかないだろうと言われていたが突然の実施である。

大型のプラウを使い30cm程度耕している。

この状態では普通のトラクターでの整地は難しいでしょうね。「反転」というが表面に付着したセシウムを拡散しているとしか思われないですね。セシウムは半減期を迎えるまで無くならないと言うことになります。我が家の田んぼもすべて「反転耕」されてしまったので、これからずっとセシウムと付き合っていかなければならなくなりますね。来年から作付が開始されるとしても、これだけ深く耕してしまったので普通の農機で作業ができるのか不安です。ところによっては石の多いところもあるでしょうから心配ですね。ただ単に一律「反転耕」では問題が出ないんでしょうかね。

「相馬野馬追ひまわりプロジェクト」というのが実施されるようです。今年は相馬野馬追祭が例年通り開催されるに当たり、太田神社から雲雀が原祭場地へ出陣する行列の沿道にひまわりを植え祭りを盛り上げようと企画それたようです。

太田神社を中心として前後約1km、20ヘクタールの水田にひまわりを植えるようです。実際に広大な面積にひまわりが咲いたら見事でしょうね。ひまわり街道になりますね。

そのプロジェクトに該当する田んぼが「反転耕」されたようで、これから放射線量測定や土壌調査をしていくようです。